史上初の「リアル」と「バーチャル」のハイブリッド開催となったジャパン・インターナショナル・ボートショー2021。
リアルは神奈川県横浜市の横浜ベイサイドマリーナで4月15日(木)から18日(日)まで、バーチャルは4月1日(木)から30日(金)までの1か月間にわたり開催された。
リアル会場では検温の実施や「神奈川県LINEコロナお知らせシステム」への登録を呼びかけるなど、感染防止対策を徹底したなかでの開催となったが、そんななかでも面と向かって会話を交わし、自分の目で見る楽しさをあらためて実感。
直接コミュニケーションできるリアル開催は、どれだけオンラインが発展しても必要だと感じさせられた、2年ぶりのボートショーだった。
リアル会場・トピックス
新型SJを展示|ヤマハ発動機
三井アウトレットパークに隣接する好立地で開催されたリアルボートショー。そんな会場のメインエントランスといえる場所に位置していたのが、ヤマハブースだ。
話題の4スト・スタンドアップ、新型SuperJetとボートのニューモデルであるAX220が陸上展示され、多くのひとの注目を集めた。
またボート・オブ・ザ・イヤー2020のPWC(水上バイク)部門賞にGP1800R SVHOが選出され、会場の特設ステージで表彰式がおこなわれた。
ジェットランチャーにRIVA仕様の新型SJを積載展示|ファクトリーゼロ
ファクトリーゼロのブースでは、4サイクル用ジェットランチャーにRIVAカスタムを施した新型SJを載せて展示。「SX-R用と同型のランチャーで問題なく積載・運搬可能」とのことだ。
またホットプロダクツジャパンが手がけたカスタムSJには、ハンドル回りや足回りのカスタムの他、エンジンにもRIVA STAGE 1キットが採用されている。レーシーなイメージのグラフィックキットはブルー、レッド、ティア(グリーン系)の3色をラインアップする。
同じくホットプロダクツジャパンから間もなく発売されるVK Compositeの新型SJ用カーボンフードや、WRMAのレスキュー水上バイクと救助用のスレッドも展示されていた。
石垣島初のSea-Doo正規販売店|ブルーライダー石垣島
石垣島初のSea-Doo正規販売店として今春オープンした「ブルーライダー石垣島」がブースを出展。
カフェを併設したオシャレな店舗や、自分の水上バイクを艇庫保管して身ひとつで石垣島の海を堪能する方法など、詳細は下記の記事をご覧ください。
ブルーライダー石垣島 店舗紹介
水上バイクの艇庫保管やレンタルで、石垣島の海を遊び尽くす
テントを埋め尽くすマリングッズが会場特価で|ガレージスワット
群馬県の水上バイクショップ、ガレージスワットのブースでは、ライフベストからブイまでありとあらゆるマリングッズを所狭しと陳列。
会場特価で販売されていたため、目当てのアイテムをおトクにゲットできたひとも多かっただろう。
エンジン付きサーフボードの2021モデルを展示|ジェットサーフジャパン
ジェットサーフジャパンのブースでは、オルタネーターが採用され充電が不要になったフラッグシップモデル、ADVENTURE PLUSを展示。
秋ごろにはバッテリーとモーターを搭載した電動モデルが国内にも導入されるようだ。
オシャレな船舶用のチーク調床材を展示|レスコ
高級感のある木目調のデザインで、メンテナンス性や放熱性にもすぐれた船舶用のチーク調床材「フレキシチーク」を展示していたレスコのブース。
スピーカーボックスやアパレルを展開するニューブランド|プラチナムVIP
オリジナルのスピーカーボックスを製作・販売するプラチナムVIPのブースでは、カスタムされたFX Cruiser SVHOを展示。
また同社ではオリジナルのマリンウェアも展開しており、ウェットスーツやライフベストといったライディングウェアから、着替え用のポンチョやマリンを感じさせるアパレルまで、豊富なアイテムが展示されていた。
コンパクトに折りたたみ可能なサンドシャークアンカーも展示。サメをモチーフにしたマーカーがそそられます。
水上バイクがすっぽり収まる大型ボートも|フローティング展示
横浜ベイサイドマリーナで毎年おこなわれているフローティング展示は今年も開催。大型のボートやヨットが間近で見られるまたとない機会となっていて、海外のボートショーを思わせる雰囲気に。
全長約100フィートを誇るRIVA 100′ CORSAROには、Sea-Doo GTX LIMITED 300がすっぽり。隣のインフレーターブルボートTurbo Jetも、どうやらジェット推進のようだ。
フローティング会場の片隅には、シーバード艇が緊急時に備えて待機。
スーパーカーも数多く展示
近年のボートショーではスーパーカーも数多く展示されており、今年も会場にズラリと集結。なかでも目を引いたのが、マクラーレンのニューモデル「エルバ」。
フロントのウィンドスクリーンもサイドウィンドウもない前衛的なモデルで、風切り音とか飛び石が心配になってしまうけど、走行中のコクピットはとても静かなのだとか。
ロールスロイスのSUV、カリナンの1/8スケールのレプリカは、お値段なんと250万円。
感染防止対策も徹底
ここで紹介しているほとんどのブースが会場内の「マリンマーケットプレイス」に出展しており、入り口では検温の実施や神奈川県LINEコロナお知らせシステムへの登録を呼びかけ、感染防止に努めていた。
バーチャル会場・トピックス
オンラインならではのコンテンツを展開
初開催となったバーチャルボートショーは、各出展者の「展示会場」と、海ゼミをはじめとした「生配信」といったオンラインならではのコンテンツを展開。
展示会場では動画やカタログといった製品案内だけでなく、各ブースの担当者にチャットで質問できるといったサービスも用意されていた。
バーチャルショールームは見応えあり|ヤマハ発動機
ヤマハのバーチャルブースでは、ボートやマリンジェットなどの製品PR動画を中心に、ニューモデルやシースタイルを紹介。
バーチャルショールーム「VRマリーナ」では、各製品の動画やボート内が360度見られるなど、見応えのある内容となっていた。
充実のコンテンツを配信|海ゼミ
有料配信となった「海ゼミ」は、充実のコンテンツを用意。また生配信された動画はボートショーのYouTubeチャンネルでアーカイブ動画が視聴可能となっており、より多くのひとが楽しめるようになっていた。
最新モデルのイメージ動画を公開|BRPジャパン
BRPジャパンのブースでは、Sea-Dooの2021モデルのイメージ動画やラインアップ紹介、さらにカタログのダウンロードなども可能となっていた。
セール案内や三河湾の楽しみ方を配信|マリンショップアルファ
愛知県のマリンショップアルファは、セール情報をはじめとした自店の様々な情報を配信。
沖縄の海遊びを紹介|エックスパワー
沖縄の美しい海で楽しめる海遊びを動画で紹介していた、沖縄県のエックスパワーのブース。