コロナ禍におけるアウトドアブームが影響し、世界中で水上バイクの需要が高まり、供給が追いついていない昨今。新艇だけでなく中古艇も品薄であり、11回目を迎えた「湘南合同中古艇フェア」もそのあおりを受けて、今回は31艇の展示となった。
例年であれば50艇以上の中古艇が並ぶだけに、その数だけを見れば少し寂しい気も。しかし展示艇の数は減ったものの、それに反比例して盛り上がりは過去最高。
2021年3月27日(土)と28日(日)の2日間で、なんと13艇が成約。内訳は中古艇が10艇、新艇が3艇とのことで、さらに商談中も3艇あり、購買意欲の高い来場者が集まったといえるだろう。
初日のお昼過ぎにはすでに2桁を超える成約済みの札が掛けられており、そのスタートダッシュはすさまじいものがあった。
それだけ「水上バイクを買いたい!」と思っているひとが多く、また探しているひとも多いということだろう。今回は高年式モデルの割合が高かったことも、成約が多かった要因のひとつかもしれない。
文字どおり次から次に成約していった印象で、タッチの差で買いそびれてしまい、別の艇を検討しはじめたひともいたほど。数多くの展示艇が並ぶこのイベントならではの光景といえるだろう。
以下は余談になるが、冒頭でも記載したとおり水上バイクの中古艇が全国的に品薄となっていることから、ネットでの個人売買では相場より高い価格を提示されることも、というウワサを耳にした。
このイベントに集まる中古艇は湘南地域の水上バイクショップが持ち寄ったものであり、適正な価格とプロの整備が保証されている。販売店から購入すればアフターフォローも万全なので、どこで誰から購入するのが自分にとっての最善策なのか、今一度考えてみてほしい。