トレーラーのいろはの「い」をメーカー監修のもと解説
MAX TRAILER(マックストレーラー)を製造・販売するタイトジャパン監修のもと、意外と知らないトレーラーの基礎知識を「運行前点検」「トレーラーの連結と積載」「トレーラーの後進」の3回にわけて紹介していきます。
取扱説明書の内容を動画も交えて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
第1回目は「運行前点検」についてです。
クルマと同様にトレーラーも「運行前点検」が必要
クルマや水上バイクと同様に、トレーラーも安全に使用するための「運行前点検」の実施がメーカーから推奨されています。
マックストレーラーの取扱説明書(総重量750kg 以下/ライトトレーラー用)に記載されている項目は下記になります。
- カプラーとヒッチボールが同じサイズか確認
- ヒッチボールに適量のグリスを塗布
- トレーラーカプラーのあそび、亀裂、歪み、適切なカプラー荷重
- セーフティチェーン/ワイヤーの亀裂、摩耗
- トレーラージャッキの収納確認
- 電気配線コネクタの配線部分の抜け、破損
- ウィンチストラップのほつれ、破損
- 灯火類(ブレーキ、左右ウィンカー、スモール、車幅灯、バック)の点灯確認
- タイヤの空気圧の点検
- タイヤ、ホイールの破損、亀裂、歪み
- ホイールナットおよびフレームの組み付けボルトの緩み
- フェンダーおよびフェンダーボルトの緩み、破損
- ハブ、ベアリングのガタつき、異音
- マグナムアブソーバーのオイル漏れ、亀裂、歪み
- リーフスプリングの亀裂、腐食、左右のバランス
- 駐車ストッパーの固定確認
- トレーラーフレームの破損、亀裂、歪み、ボルト/ナットの緩み
- ベッドレールおよびベッドマウントの亀裂、歪み、取り付けボルトの緩み、適切なレール幅への調整
- 船首部分、後部の固定
- ヒッチメンバー本体取り付け部分の亀裂、歪みおよびナットの緩み
- 荷物やボート、PWCはかならずタイダウンベルトなどで固定する
- ナンバープレート取り付け部分の亀裂、緩み
- タイヤの溝/空気圧、バルブの劣化
- 駐車ブレーキの点検
なかには水上バイクを積載していると確認しづらい部分もあるので、ゲレンデで水上バイクを下ろして遊ぶ前に、まずはトレーラーを確認するのもオススメです。
運行前点検を動画で解説!
上記の項目について、点検方法や見るべきポイントを動画で解説してもらいました。