radinn全モデルスペック・価格掲載記事
radinn Explore試乗インプレッション
販売店、オーナー、ビギナーによる評価
免許も船検も不要な次世代の水上スポーツとして、にわかに注目を集める電動ジェットボードradinn。
2021年は初心者向けのExplore(エクスプロール)、中級者向けのFreeride(フリーライド)、上級者向けのCarve(カーブ)といった特徴の異なる3 モデルがラインアップされていますが、今回はエクスプロールとカーブについて3名の方に印象を聞いてみました。
現役オーナーの第一印象は「じゃじゃ馬」
「電気で動いているっていうのもひとつの魅力ですし、水面が近いので体感スピードが速くて爽快感があります。今は乗っているひとが少ないので、だいたいみなさん気になって振り向きますね(笑)」
radinn の魅力についてまず口を開いたのは、オーナーの伊藤眞利さん。今年10 月に「やるからには極めたい」という理由で運動性の高いカーブを購入したそうです。
ボードが小さく浮力が低いことから「乗りこなすのが難しい。じゃじゃ馬です」というほどですが、今ではすっかりハマって冬のあいだも乗れるように準備しているとか。
ちなみに伊藤さん、10 年ほど前にウェイクボードを少しやった程度で、横乗り系スポーツの経験はほどほど。それでも「購入してから4 ~ 5回乗った」という今では難なく乗りこなしているのですから、ウェイクやサーフィン未経験者でもそこまでハードルは高くないのでしょう。
一方、元プロウェイクボーダーの松本進吾さんは、ウェイクとの共通点と異なる部分について語ってくれました。
自走できる楽しさと自由度の高さ
「横を向いて滑る感覚とか水の上を滑る感覚は同じなので、そのへんはウェイク経験者なら違和感ないと思います。
ただスピードを自分でコントロールするのが難しかった。遅すぎると立てないのである程度スピードが必要なんですけど、バランスを崩すとついスロットルを離しちゃうから、それで減速して転んじゃう。
加減速の部分も練習が必要なのは、ウェイクにはない難しさであり、楽しさでもありますよね」
初挑戦ながらあっという間にカーブを乗りこなしていたあたりは、さすがプロ。ウェイクボーダーならではの視点で語ってくれましたが、もうひとつ松本さんが魅力だと感じたのが”自走できる楽しさ”。
SUPのような感覚で岸に近づけますし、水面のどこに行くのも自由です。横乗り系スポーツとの共通点も多いノリモノですが、「自分の行きたいところに行ける」のはradinnらしさといえるでしょう。
そして最後に、静岡県沼津市にあるradinn販売サポート店「動楽」のNOB(杉山信裕)さんはカーブとエクスプロールについて意外なコメントを残してくれました。
「初心者向け」「上級者向け」だけじゃないそれぞれの魅力
「たしかにカーブが上級者向きで、エクスプロールが初心者向きなのは間違いありません。
浮力がある後者は体重が軽い女性や子どもなら板の上にしゃがんだ状態からスタートできますから、すぐに乗れるようになるでしょうね。
でも、初心者”しか”楽しめないというわけでもないんです。エクスプロールでできそうなこともたくさんあります。
だからガンガン乗って楽しみたいひとでも、カーブ一択ってわけではないのかなと。
カーブは浮力が低い分、走りだしたら良い動きをしてくれますし、曲がりやすくてトリックなんかも楽しめますから、両方乗って自分に合う方を選んでもらえればいいのかなと。
とりあえず今はカーブで360を成功させるのが目標です(笑)」
杉山さんのショップでは2022年の春より、radinn の試乗を兼ねたアクティビティをスタートする予定(有料)。乗り方もしっかりレクチャーしてもらえるので、試乗したいひとには絶好の機会となりそうです。
また「答えられることはなんでも答えます」と力強いコメントももらったので、radinn について気になることは気軽に問い合わせてみましょう。