共通点が多い水上バイクとスノーモービル
エンジン付きのノリモノであり、自然のなかで遊ぶアウトドアであり、スポーツ性もある。
水上バイクとスノーモービルはなにかと似通った部分も多いが、最大の共通点はそこにある決められた道をただ走るだけでなく、時には自分の判断で進むべき道を決められる、という点。
これは自由であると同時に大きな責任も伴うことだが、何物にも代えがたい楽しみを見いだすこともできる。
そして道なき道を突き進んだ先で、普段は見ることのできない特別な景色が出迎えてくれることも。
水上と雪上というフィールドこそ違うものの、どちらも非日常の世界に没入できるノリモノといえるだろう。
深雪をかきわけ、足跡ひとつない未開の地へとスノーモービルで向かっていくさまは、さながら冒険者のようだ(写真は新潟県南魚沼市のSki-Doo販売店、RSS高喜屋より提供)。
日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)公認のレースも開催されており、スポーツ性も高いノリモノといえる。
スノーモービルはどこで乗れる?
水上バイクも思った以上に乗れる場所が限られているノリモノだが、スノーモービルもまた「どこで乗れるの?」という疑問を持つひとも多い。
レンタルやスクールを実施しているスキー場もあるため、まずは一度体験してみたいというひとは、それらを利用してみるのもアリだろう。
写真のような非日常の世界を体験したいと思うのなら、遊び場やマシンの知識も豊富にあり、仲間もできやすい販売店を頼るのがベストだ。
北海道札幌市のSki-Doo販売店プライマリージャパンでは、雪山へ遊びに行く際は万が一に備えて、かならず4~5人以上で行くように指導しているという。
また山頂の目的地に辿り着くにはマシンスペックとテクニックの双方が必要で、「誰でも簡単に乗れるわけではないから、奥が深いノリモノ」というのも魅力のひとつだという。
世界初の2ストターボモデルが登場!!
ところでスノーモービルといえば、スキー場で見かけるレスキュー用の年代物をイメージするひとも多いのではないだろうか。
しかしマシンは確実に進化しており、水上バイクのSea-Dooでお馴染みBRPは、スノーモービルブランド「Ski-Doo」で革新的なモデルを多数輩出。
2021モデルでは、世界初となる過給器(ターボ)付きの2ストロークエンジン搭載モデルを発表した(下写真の2モデル)。
従来は標高が高い(酸素が薄い)場所で出力が低下していたが、過給器の搭載により標高約2400mの高地でも最高出力の165馬力を安定して発揮できるという画期的なマシンだ。
デザインやカラーリングも先進的で、みなさんのイメージするスノーモービルとはちょっと違うのでは!?
というわけで、水上バイクユーザーだけでなくノリモノ好きならきっとハマること間違いなしのスノーモービル。
冬の定番アクティビティとして、あなたの趣味に加えてみてはいかが?