スウェーデンの大学生が生み出した電動ジェットボードが、7年の時を経て日本上陸
電気自動車やハイブリッド車は、今や街中で見かけない日がないほど普及した。
二輪の電動モデルも少しずつ増えているようで、化石燃料を燃やす「エンジン」からクリーンでエコな「モーター」への移行は、今後ますます加速していくだろう。
マリンレジャーも例外ではなく、海外ではすでに電動水上バイクが市販化。
元々推力を持たなかったSUPやサーフボードにもモーター搭載モデルが登場するなど、新しい水上のノリモノが生まれそうな予感もひしひしと感じる今日この頃だが、実は今から7年前の2014年。
スウェーデンの大学生が開発した電動ジェットボードを、ホットウォーター135号の誌面で紹介したのだが、そう、それこそがここで紹介する「radinn(ラディン)」であり、7年の時を経て、いよいよ日本に上陸することとなった。
日本仕様は出力1.5kW未満で船検・免許不要に
取り外し可能なリチウムイオンバッテリーを搭載し、ジェット推進システムを採用するradinnは、クリーンで静かな次世代の水上スポーツとして発表当時も大きな話題に。
そしてプロトタイプから改良が重ねられ、2020年には第三世代(G3)を発表。
仕様にもよるが、フル充電で25~45分以上の航行が可能となり、アプリとの連携でバッテリー残量や利用時間、移動距離なども表示できるという。
なお日本仕様は出力を1.5kW未満にすることで、免許も船舶検査も不要に。誰でも気軽に楽しめるのも、大きな魅力といえるだろう。
公式ホームページで先行予約を受付中。東京、神奈川では実機の展示も。
現在は公式ホームページで先行予約を受け付けており、デリバリーは2021年4月ごろを予定。
b8taTokyo-Yurakucho( 東京都千代田区)では3月31日まで、シーブリーズボートサービス(神奈川県横浜市)では常時展示されているとのことだ。
2021 radinnラインアップ
Explore|エクスプロール
109万8900円(税込)
全長×全幅×全高 | 1950×810×170mm |
重量 | 15|15|25kg |
出力 | 1.5kW未満(日本仕様) |
乗員重量上限 | 130kg |
本体素材 | FRPおよびカーボン |
バッテリー | リチウムイオン電池(最大69Ah|3478Wh) |
バッテリー駆動時間 | 約25~45分 |
バッテリー充電時間 | 約6~8時間(急速充電器で2.5時間) |
リモコン充電時間 | 約1時間 |
※重量はボード|ジェットパック|バッテリーの順に表記
Freeride|フリーライド
132万0000円(税込)
全長×全幅×全高 | 1900×770×170mm |
重量 | 11|15|25kg |
出力 | 1.5kW未満(日本仕様) |
乗員重量上限 | 130kg |
本体素材 | FRPおよびカーボン |
バッテリー | リチウムイオン電池(最大69Ah|3478Wh) |
バッテリー駆動時間 | 約25~45分 |
バッテリー充電時間 | 約6~8時間(急速充電器で2.5時間) |
リモコン充電時間 | 約1時間 |
※重量はボード|ジェットパック|バッテリーの順に表記
Carve|カーブ
159万5000円(税込)
全長×全幅×全高 | 1780×630×160mm |
重量(ボード|ジェットパック|バッテリー) | 7|15|25kg |
出力 | 1.5kW未満(日本仕様) |
乗員重量上限 | 130kg |
本体素材 | FRPおよびカーボン |
バッテリー | リチウムイオン電池(最大69Ah|3478Wh) |
バッテリー駆動時間 | 約25~45分 |
バッテリー充電時間 | 約6~8時間(急速充電器で2.5時間) |
リモコン充電時間 | 約1時間 |
※重量はボード|ジェットパック|バッテリーの順に表記