ニール小林 Neil Kobayashi
ヤマハ発動機に在籍中はウェーブランナーやボートのデザインを担当し、現在も日本および海外で活躍するボートデザイナー。携わったノリモノは世界145か国以上の水上で使用され、取得した特許は約170件にのぼる。1947年7月生まれ。東京都出身。
「ウェーブランナー(マリンジェット)の父」と呼ばれるニール小林氏がアメリカ在住時からコレクションしてきた、アメリカならではの「水上バイクのおもちゃ」の数々を紹介してもらいます!
プレミアもののSea-Doo RXとXP
今回の『SEA-DOO WITH TRAILER』は、以前(第3回)で紹介しましたダイキャスト製のSEA-DOO XP(BRP社)より若干大きめの1/17スケールでプラスチック製。
さらに本体だけでなく、トレーラーまで付いている“RX”と“XP”です。
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アメリカのラジコン玩具製品の大手であるNew Bright 社が製作したもので、シート下にバッテリーの格納場所があり、水に浮かべて電動で走るのも以前に紹介したダイキャスト製のものと異なる部分。
さらに推進システムには、ジェット推進機のイメージに近いものが採用されており、とても魅力的です。
また今回のプラモデルはトレーラー付きで、現物の使用環境をイメージさせるものであり、なおかつ本体もカラーリングなどを含めて精巧に造られています。
それぞれの船体のガンネル(防舷材)の色に、トレーラーのSEA-DOOロゴも色が合わせられているのが面白いですね。
ちなみに現在、このSEA-DOOモデルはダイキャスト製でもプラスチック製でもヴィンテージ品として高額で販売されているようです。
NEW Bright Co.,Ltd
SEA-DOO RX & XP
このメーカーからは計4モデルのRXとXPがリリースされていますが、2001年のRXのみ1年遅れの2003年に入手したためパッケージが異なります(中身は同じです)。
ハンドルとシートの下に電池を入れて、赤いレバーをONにすれば船底のインペラが回って前進します。
※購入時期、購入場所、購入価格は筆者の記憶を元に記載しています