ニール小林 Neil Kobayashi
ヤマハ発動機に在籍中はウェーブランナーやボートのデザインを担当し、現在も日本および海外で活躍するボートデザイナー。携わったノリモノは世界145か国以上の水上で使用され、取得した特許は約170件にのぼる。1947年7月生まれ。東京都出身。
「ウェーブランナー(マリンジェット)の父」と呼ばれるニール小林氏がアメリカ在住時からコレクションしてきた、アメリカならではの「水上バイクのおもちゃ」の数々を紹介してもらいます!
実物さながらの出来映え
1986年に転覆や落水しても再乗船が可能なシットダウンタイプの水上バイクがヤマハから発売されると、世界のマリンレクリエイションは一変。
他の水上のノリモノとは異なる高い運動性やレスキュー活動などにも使える幅広い機能性、さらに小型軽量による利便性なども相まって、水辺にあまり関心を持たなかった人々も水上バイクで安心して楽しむようになりました。
今回はそんな水上バイク普及の一端を担ったと言っても過言ではない、WaveRunner(ウェーブランナー)のミニチュアを2点紹介しましょう。
どちらもダイキャスト製のミニチュアカーを長年手がけてきた、香港に拠点を置くYatMing( ヤットミン)社が製作・販売したもので、実物に対して24 分の1スケールで作られています。
世界的に水上バイクの魅力が理解され、より多くの乗船定員が求められるようになった1999年ごろのモデルで、世界初の4人乗りWaveRunner・SUV1200(3.85m)と3人乗りのXL1200LTD(3.16m)です。
いずれもダイキャスト製で極めて忠実で精巧にできており、外観塗装は大変美しく、繊細な魅力を感じます。
それぞれのパッケージのなかには、波をイメージする展示船台も備えられています。
ちなみにYatMing(ヤットミン)社のYatは中国語で“最高”とか“ナンバーワン”の意味だそうです。
Yat Ming Industrial Factory Ltd
WaveRunner SUV
パッケージに「手作り品質」と書かれているだけあって、非常に丁寧な作り込みでシートの質感も良く再現されています。
手に取ってみると世界初の4人乗り水上バイクをリアルに実感できるでしょう。
2001年ごろにカリフォルニアのターゲット(大手スーパー)で購入しました。
Yat Ming Industrial Factory Ltd
WaveRunner XL1200LTD
実際のモデルは前年のXL1200からデザインを一新し、装備も充実した豪華なフラッグシップにモデルチェンジしたものです。
このミニチュアモデルはデビューした1999年のカラーで作られているあたり、こだわりが感じられますね。
2001年にカリフォルニアのターゲットで購入しました。
※購入時期、購入場所、購入価格は筆者の記憶を元に記載しています
ミニチュア水上バイクの購入希望者を募集します
全15 回を予定している本コラムは間もなく終了となりますが、ここでみなさんにお知らせです。
これまでご紹介したすべてのミニチュアを、セットで1 名の方にお譲りしたいと思っています(非売品は除く)。
この連載でコレクションが記録に残り私自身が満足できたことと、個人的におこなっているライフベスト無償寄贈活動の資金にできればというのがその理由です。
今となっては手に入りづらいものばかりですし、プレミア価格で取り引きされているものも多いので、なかなか貴重なコレクションだと自負しています。
応募は水上バイク愛好家もしくは水上バイク関係者のみでお願いします。
できれば水上バイク販売店などの、多くのひとの目に触れる場所で飾っていただけるとうれしいですね。
たくさんのご応募お待ちしています。
※販売予定のミニチュアはこちら
販売概要
○募集期間
~2022年4月15日(土)23時59分まで
○販売価格
10万円(税込/送料別途)
○販売方法
抽選
○応募資格
水上バイク愛好家 or 水上バイク関係者
○応募方法
1.「senba@506.jp」宛てに「PWCミニチュア購入希望」のタイトルで、本文に「氏名」を記載してメールを送信
2.募集期間が終了後、抽選にて購入者を決定し、振込先を記載したメールを「senba@506.jp」から送信
3.振り込み後、「振込完了」の旨と「送り先住所」を「senba@506.jp」にメールで送信
4.静岡県から着払いにてミニチュアを発送(送料は購入者負担でお願いします)
※転売目的の購入は固くお断りします
※すべて新品ですが、箱(パッケージ)は経年劣化しているものがあります
※本コラム執筆のため箱から出したものがあります
※購入後はノークレーム・ノーリターンでお願いします
○問い合わせ
ホットウォーター編集部:仙場(senba@506.jp)