ニール小林 Neil Kobayashi
ヤマハ発動機に在籍中はウェーブランナーやボートのデザインを担当し、現在も日本および海外で活躍するボートデザイナー。携わったノリモノは世界145か国以上の水上で使用され、取得した特許は約170件にのぼる。1947年7月生まれ。東京都出身。
「ウェーブランナー(マリンジェット)の父」と呼ばれるニール小林氏がアメリカ在住時からコレクションしてきた、アメリカならではの「水上バイクのおもちゃ」の数々を紹介してもらいます!
一風変わったミニチュアたち
今回は少し変わったミニチュアモデルを紹介しましょう。
最初にアメリカの有名な時計会社であるTIMEX 社グループのWaterburyClock社が手がけた時計付きのミニチュア水上バイクです。
金属製の輝くトレーラーの車輪部分に時計がはめ込まれているもので、小さいながら大変豪華さを感じます。
時計のムーブメントは日本製です。
頑強なパッケージで開封すると戻せなくなりそうなので、残念ながら外観を見せる写真はありませんが重厚な仕上がりです。
1999年ごろにパームスプリングスのアウトレットストアで購入しました。
Waterbury Clock.co
TIMEX CLOCK
次にご紹介するのはアメリカの子供向けおもちゃや、エンターテイメント製品のメーカーであるMGA Entertainment社のなかで、もっとも成功したブランドBratz( ブラッツ)のScorchin sea scooterです。
このブランドはBarbie(バービー)人形と同じように女性がモデルになっていますが、パッケージに描かれているようにバービーとは少し違ったユニークなキャラクターとなっています(中身のミニチュアは水上バイクのみです)。
全長が300㎜もある大型で、赤と黒を基調に艶の有り無しで綺麗に仕上げられています。シート幅が極めて細いデザインが面白いですね。
2000年ごろにカリフォルニアのターゲットで購入しました。
パッケージに「手作り品質」と書かれているだけあって、非常に丁寧な作り込みでシートの質感も良く再現されています。
手に取ってみると世界初の4人乗り水上バイクをリアルに実感できるでしょう。
2001年ごろにカリフォルニアのターゲット(大手スーパー)で購入しました。
MGA Entertainment
Brats=Scorchin Sea Scooter
そして最後は、BRP社のトレーラー付きSea-Doo HXです。
アメリカの古くからの玩具メーカーであるNYLINT(ナイリント)社がライセンスを得て制作したようで、今まで紹介したSea-Dooモデルの中では最大サイズ。
パッケージが見当たらすどのように購入したのかナゾ、ということで今回ご紹介させてもらいましたが、実物はHXを忠実に表現した精巧なミニチュアです。
2002年ごろにパームスプリングスのアウトレットストアで購入しました。
※購入時期、購入場所、購入価格は筆者の記憶を元に記載しています
ミニチュア水上バイクの購入希望者を募集します
全15 回を予定している本コラムは間もなく終了となりますが、ここでみなさんにお知らせです。
これまでご紹介したすべてのミニチュアを、セットで1 名の方にお譲りしたいと思っています(非売品は除く)。
この連載でコレクションが記録に残り私自身が満足できたことと、個人的におこなっているライフベスト無償寄贈活動の資金にできれば、というのがその理由です。
今となっては手に入りづらいものばかりですし、プレミア価格で取り引きされているものも多いので、なかなか貴重なコレクションだと自負しています。
応募は水上バイク愛好家もしくは水上バイク関係者のみでお願いします。
できれば水上バイク販売店などの、多くのひとの目に触れる場所で飾っていただけるとうれしいですね。
たくさんのご応募お待ちしています。
※販売予定のミニチュアはこちら
販売概要
○募集期間
~2023年4月15日(土)23時59分まで
○販売価格
10万円(税込/送料別途)
○販売方法
抽選
○応募資格
水上バイク愛好家 or 水上バイク関係者
○応募方法
1.「senba@506.jp」宛てに「PWCミニチュア購入希望」のタイトルで、本文に「氏名」を記載してメールを送信
2.募集期間が終了後、抽選にて購入者を決定し、振込先を記載したメールを「senba@506.jp」から送信
3.振り込み後、「振込完了」の旨と「送り先住所」を「senba@506.jp」にメールで送信
4.静岡県から着払いにてミニチュアを発送(送料は購入者負担でお願いします)
※転売目的の購入は固くお断りします
※すべて新品ですが、箱(パッケージ)は経年劣化しているものがあります
※本コラム執筆のため箱から出したものがあります
※購入後はノークレーム・ノーリターンでお願いします
○問い合わせ
ホットウォーター編集部:仙場(senba@506.jp)