免許取得前の疑問を解消| 水上バイク免許のQ & A

水上バイク免許の取得者は、このところ増加傾向にあります。興味を持っている予備軍の方々も多数いるようですが、そのなかには「費用はどのぐらいかかるの?」「何日必要?」といった疑問を抱えているひともさぞ多いことでしょう。

地域や免許スクールによって細かい条件などは異なりますが、ここでは重箱の隅をつつくような、それでいて誰もが抱きそうなちょっとした疑問にお答えしていきましょう。

もし水上バイク免許の取得を迷っている友人知人、先輩後輩、家族や親戚があなたのそばにいたら、優しく背中を押してあげてくださいね。

Q1. 水上バイクの操縦に必要な免許は?

日本では小型船舶を操縦するのに免許が必要で、「1級」「2級」「特殊」の3区分にわかれています。

それぞれ航行できる区域が異なるのですが、水上バイクに必要なのは「特殊小型船舶操縦士免許(水上バイク免許)」。この免許は水上バイク専用なので、他の船舶は操縦できません。

逆に1級を取得しても、水上バイクは操縦できないので覚えておきましょう。

Q2.費用と日数はどのぐらいかかる?

教習所やコースによって様々ですが、費用はおおむね5 ~7万円程度と考えておけばよいでしょう。キャンペーンなどでおトクに取得できることもあるので、つねにアンテナを張っておくことをオススメします。

取得にかかる日数は、学科と実技の講習が1日、試験が1日でトータル「2日」というのがベーシック。

最近は学科を自宅で独習し、学科の試験と実技講習・試験を「1日」でおこなえるコースもあるので、忙しいひとにはそちらがオススメです。

Q3.何歳から取得できる?

水上バイク免許の「交付」は満16歳ですが、15歳9か月を過ぎれば「受験」は可能です。

2級も同様の条件ですが、18歳未満は5トン未満のボートに限定されます。1級は満18 歳から交付可能となります。

また年齢以外にも視力、色覚、聴力、疾病等の有無といった身体基準が設けられています。

Q4.実技講習・試験時の服装は?

実技では水上バイクに乗るため、濡れても良い服装を着用しましょう。ただし露出の多い服装は、十分に身を守れないのでNG。夏場でもできるだけ肌が隠れる衣服がオススメです。

ライフジャケットは貸してもらえるので、自分で用意する必要はありません。

またビーチサンダルや厚底のサンダルは、底が濡れて滑ったり踏ん張りがきかないことも。万が一落水した際に脱げてしまう可能性もあるため、サンダルならかかとが固定できるものを。水はけのよいマリンシューズがあればベストです。

Q5.「国家試験免除」ってどういうこと?

水上バイク免許は国家資格なので、講習のあとに国家試験があるのが一般的。これに合格すると晴れて免許取得となるわけですが、一部の教習所では「国家試験免除」のスクールを開講しています。

これは国土交通省に認められた登録教習所だけが実施できるもので、学科・実技の各講習が終了後、その場ですぐに修了審査をおこない、それをパスすれば免許が交付されます。

国家試験に変わる修了審査はありますが、講習と同じ場所ですぐに審査が受けられることから、人気を集めています。

Q6.優良教習所とは?

全国小型船舶教習所連合会(NBSA)が日本海洋レジャー安全・振興協会と協力し、全国の受験者を対象とした学科・実技試験の平均点と合格率を算出。その基準をもとに優秀な成績を収めた教習所が、毎年「優良教習所」として表彰されます。

NBSAのホームページにはその年の優良教習所が一覧で掲載されているので、教習所選びの参考にどうぞ。優良教習所一覧

取材協力|リバーポートマリーナ

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