水上バイクの進化は「馬力」から「機能」へ
過給器が搭載されたことで、水上バイクの性能は飛躍的に向上しました。
以降、モデルチェンジのたびに最大出力が上がり、史上最高を次々に更新していきましたが、それもこの数年は落ち着いてきた印象。
とはいえ、水上バイクの進化が止まったわけではありません。
現在は装備や機能、特にディスプレイとオーディオがめざましい進化を遂げています。
モデルごとの機能や性能差を比較
ここではヤマハ ウェーブランナーに採用されるCONNEXTマルチファンクションディスプレイとBluetoothオーディオについて、モデルごとの機能や性能差を比較しながら紹介していきます。
意外と違いがあるので、参考にしてみてください。
詳しい操作方法やオーディオの音の違いも比較した動画も近日中に公開予定ですので、そちらもお楽しみに!
7インチ
5インチ
4.3インチ
FX LIMITED SVHOなどのSVHOシリーズは最大サイズの7インチ、FX HOなどのHOシリーズには5インチ、GPとVXは4.3インチのディスプレイが採用されています。
7インチと5インチの機能は共通で、ホーム画面上部のタブやその他の表示にも大きな違いは見られませんが、4.3インチは機能が簡素化されています。
オーディオ非搭載のモデルにもメニュータブに音符マークが表示されていますが、もちろん何も操作できません。
「装備されていません」というメッセージのみ表示されます。
FXシリーズ
GP・VX
FXのディスプレイは両サイズともにタッチパネルとハンドル右のキーパッドどちらでも操作が可能です。
GPとVXはキーパッドのみで操作します。
FXシリーズ
GP・VX
2023年にオーディオ搭載モデルが一気に増えたウェーブランナーですが、FXシリーズとGP・VXに採用されるオーディオは出力が異なります。
詳細は公表されていませんが、FXシリーズの方が高出力のオーディオを採用しているようです。
動画ではそれぞれをの音を比較してみましたので、気になるひとは乞うご期待。
FXシリーズ
GP・VX
FXシリーズは速度10 ~ 97km/hの範囲で加速は3段階。GPは速度3段階、加速2段階で、FXの方がより詳細な設定が可能となっています。
またオートトリムもFXはコンフォートとパフォーマンスの2種類から選択できますが、GPはパフォーマンスのみ(VXは非搭載)。
FXシリーズのディスプレイには、データを別途購入することでGPSマップが表示可能です。
メニュータブ左から2番目のジオフェンスの画面に表示されているQRを読み取ると、海外の購入サイトへジャンプ。
ここで地図データを購入するとUSBメモリーが発送され、それをメーター裏の端子に差し込むことでマップが表示されるようになります。
日本周辺海域の地図購入画面がこちら。価格は305ドル(送料別途/ 8月中旬現在)。
FXシリーズはディスプレイ上でのオーディオ操作も可能ですが、GPとVXはハンドル左のキーパッドで選曲や音量調整をおこないます。
ディスプレイがOFFになってもオーディオはしばらくONのままなので、電源のON・OFFはキーパッドのバックライト点灯・非点灯で判断しましょう。
FXのオーディオには音声コントロール機能が搭載されています。
オーディオ用キーパッドの右下のボタンを押すことで音声操作が有効になります。
試しに「自宅に電話を発信」と言ってみたところ、しっかり発信されました!!
ヤマハ発動機
https://www.yamaha-motor.co.jp/marine/
撮影協力
MG MARINE
https://www.mgmarine.co.jp/
ジェットフィールド湘南
https://jetfieldshonan.jp/
ガレージワン
http://www.used-jet.com/