最新水上バイク開封の儀
新艇がどのような状態で販売店にデリバリーされ、納艇されるまでにどのような作業がおこなわれているかご存じですか?
ここでは意外と見る機会がなさそうな、最新水上バイクの開封の模様をお届けしましょう。
まず、BRP Sea-DooとKAWASAKI JET SKIの新艇は木枠で梱包されてデリバリーされます。この箱の状態は、販売店で見たことがあるかもしれませんね。
撮影に協力してくれた千葉県市川市のエムジーマリーンにはこの日、Sea-Dooのニューモデルが続々と到着していました。
木枠をはずすとビニールに覆われた船体が登場。梱包サイズをなるべく小さくするため、船体は斜めの状態です。
もちろんただ斜めにドンと置かれているわけではなく、前方はバウアイの1か所、後方はリボーディングステップの取り付け部2か所と、左舷側のスポンソン取り付け部の計4か所が木枠にガッチリ固定されています。
そのため開封の際はそれらのボルトをすべてはずし、さらビニールを剥がしてようやくご対面。ハンドルやスポンソンははずされているので、これらのパーツを取り付けて組み上げていきます。
箱からだして組み上げるだけでも1時間半程度。さらにバッテリーの充電やパソコンに繋いでのセットアップも必要なため、納艇までには想像以上の手間と時間がかかっているようです。
開封動画はこちら!!
箱の中身はRXT-X 300「トリプルブラック」
2022 年モデルのBRP Sea-DooはFISH PROが3モデルに増えたことも大きなトピックスですが、人気のブラック系カラーが多くのモデルに用意されたこともユーザーにとってうれしいニュース。なかでもRXT-X 300とRXP-X 300のプレミアムカラーである「トリプルブラック」は、間違いなく人気を集めるでしょう。
事前に写真を見た印象は「真っ黒でカッコいい!!」というものでしたが、箱からだした実物は明暗や艶の有無などを巧妙に使い分けて立体感を演出。トリプルどころかクワドラプル? クインティプル? というぐらい様々な黒が使われていて、想像以上の質感に仕上がっています。
GTX LIMITED 300のリキッドチタン&ブラックも横に並んでいたので比較してみましたが、こちらは色がやや浅く、RXT-Xのトリプルブラックの方が深い(濃い)印象。前者が落ち着いた黒で、後者は力強い黒というイメージでしょうか。
なお撮影に協力してくれたエムジーマリーンでは、両者を試乗艇として用意。実物を見くらべることも可能となっていますよ。