神奈川県では2018年7月に、県内河川における水上バイクのマナー向上を目的に、『神奈川県管理河川における水上バイクの航行ルールに関するガイドライン』を策定。
このガイドラインには法令などを踏まえた基本的な航行ルールや河川の特徴に応じたルールが記載されており、その内容は、神奈川県管理の河川以外でも、必要となるルールやマナーが含まれている。他地域の河川で水上バイクに乗る際にも、大いに参考にしてほしい。
以下、内容の一部を抜粋する。
神奈川県管理河川における水上バイクの航行ルールに関するガイドライン
すべての河川における基本的なルール
神奈川県迷惑行為防止条例関係
Rule①みだりに急旋回や疾走を行わないこと
人が遊泳し又は小舟が回遊する水面において、みだりに急転回し、疾走させる等により、遊泳している者又は小舟に乗っている者に対し、危険を覚えさせるような行為は、神奈川県迷惑行為防止条例で禁止されています。
海上衝突予防法関係
Rule②安全な速度で航行すること
他の船舶との衝突を避けるため、常時安全な速力で航行しましょう。
Rule③あらかじめ右側に寄って航行すること
特に他の動力船と行き会うときは、針路を右側に転じること。衝突するおそれのある場合は、針路を右に転じましょう。
Rule④他の船を追い越す場合は、確実に追越しを行うこと
Rule⑤他の船を追い越した後は、十分に遠ざかるまで相手の船の進路を避けること
追い越される船舶を確実に追い越し、かつ、その船舶から十分に遠ざかるまでその船舶の進路を避けましょう
Rule⑥右側に他の船が見え、進路を横切り衝突する恐れがある場合は、進路を避けること
他の動力船の船首方向を横切らないようにしましょう。
その他
Rule⑦カヌーやSUPなどの非動力船のそばでは最徐行すること
Rule⑧他の船に引き波の影響を及ぼさないようにすること
水上バイクの引き波は、航行速度等によって変化するため、特に、カヌーなどの水上スポツでの利用がされている河川では、最徐行しましょう。
河川の特徴に応じたルール
「すべての河川における基本的なルール」のほか、河川の様々な特徴に応じて留意すべき事項があります。該当する河川では、ルールに留意して航行しましょう。
Rule①川の摺曲部では、追越しを行わないこと
Rule②護岸が切り立っている場所では、引き波に注意して徐行すること
Rule③橋脚のある橋の周辺では、追越し、行会いは行わないこと
Rule④河川敷に利用者が多い場所では、引き波に注意して徐行すること
Rule⑤水遊び等の水辺を利用している者がいる場所では、引き波に注意して最徐行すること
Rule⑥利用船舶が多い水域では、徐行すること(通航帯が定められている湯所では、通航帯に従って通航すること)
Rule⑦他船を追い越す又は他船と行き会う場合は他船との適切な離隔距離を確保すること
Rule⑧エンジンやスピーカーに改造を加えない船体を使用するほか、市街地周辺では騒音等に配慮して航行すること
Rute⑨河川を利用したイベント会場の近くには、むやみに近寄らないこと
etc…
上記以外のルールについても、下記リンクから確認してほしい。
『神奈川県管理河川における水上バイクの航行ルールに関するガイドライン』