ヤマハ発動機は、2024年モデルのウェーブランナーとスポーツボートのエンジンカバーに、植物由来のセルロースナノファイバー（CNF）強化樹脂を採用しました。
CNF強化樹脂は、木材繊維（パルプ）を活用したバイオマス素材であるCNFを、ポリプロプレンなどの樹脂へ混練・分散することにより製造される、高強度な新素材です。
既存樹脂材料と比較して25％以上の軽量化が図れることに加え、マテリアルリサイクル性にもすぐれているため、プラスチック使用料の削減とCO2を主とした温暖化ガス排出削減にもつながります。
新エンジンカバーの特徴
- 海水と熱による過酷な環境下の使用を想定するため、既存材料と同等以上の強度など材料物性を確保
- 既存材料と比較して25％以上軽量化。また、無駄をそぎ落とした新デザインによってさらに樹脂の使用量を減らし、軽量化に寄与
- リサイクル性にすぐれ、繰り返し使用することによってプラスチック使用量を削減。温暖化ガス排出削減に繋がる
- 従来のエンジンカバーのデザインを刷新し、力強さのみならず先進性、環境への配慮も表現。よりエンジンを積極的かつ魅力的に見せる構成とし、ストラットタワーバーを想起させる「クロスバーコンセプト」を訴求
