2024年7月24日(水)、千葉県いすみ市の房総マリーナが主催するツーリングイベントが開催されました。
ツーリングの目的地は、房総マリーナが面する夷隅川の河口から太平洋に出て、南に15kmほど走った御宿町のビーチ。ビーチ沖にPWCをアンカリングして上陸し、海の家で食事をして戻ってくるコースでした。
朝8時30分に集合し、各自が準備をすませてPWCを下架。9時過ぎには注意事項などを伝達する全体ミーティングがおこなわれ、予報では南風が強くなり、御宿でのアンカリングが難しいかもしれないこと。その場合は引き返すことが、参加者へと伝えられました。
9時30分にマリーナを出航し、10時にはPWC 18艇と伴走ボート1艇、先導ボート1艇が夷隅川河口を出て、いよいよツーリングがスタート!
当初は海面も比較的に穏やかでしたが、少しずつ風波が高くなっていきます。コース中間地点の大原沖で集合写真を撮ってからさらに南下を続けましたが、海面コンディションは悪化の一方。普段から太平洋の波に慣れ親しんでいる房総マリーナのメンバーはイキイキとPWCを走らせますが、この海面では御宿でのアンカリングは無理と判断して、引き返すことになりました。
復路の先導艇は、房総マリーナの河野社長が乗るPWC。参加者のPWCがその後ろに続いて北上していきます。
波を楽しむかのように走るPWCに比べ、ボートは波に苦戦して遅れ気味。それでも全艇無事に夷隅川河口へと戻ってきましたが、先導艇の河野社長は夷隅川には戻らず、さらに北上を続けます。
実は御宿でアンカリングができなった場合に備えてプランBが用意されており、それが、夷隅川河口から5kmほど北の太東へと向かうというもの。このコースなら南風の風裏になり海面も穏やかで、房総マリーナの地元でもあるので、急な来訪でもPWCとボートの受け入れが可能。海の家とも旧知の間柄ということで、快く迎えていただけました。
海という自然を舞台に遊ぶPWC。今回のように予定通りにいかないことがあっても、次善の策を練って臨機応変に動けるのは、豊富な経験があるからこそ。さらに地域貢献にも積極的に取り組んでいる房総マリーナだからこそ、地元の方々も、快く受け入れてくれる。予定通りではなかったからこそ、房総マリーナの底力のようなものが垣間見えたツーリングイベントとなりました。