【イベントレポート】西伊豆ツーリング&フィッシング│MG MARINE

2024年10月5日(土)、6日(日)の2日間、千葉県市川市のエムジーマリーンが主催する、西伊豆ツーリング&フィッシングイベントが開催されました。

エムジーマリーンはそのネットワークを活かし、年に数回、このような遠征イベントを実施。ホームゲレンデである東京湾を離れ、全国各地のゲレンデで水上バイクを楽しんでいます。

千葉県市川市のエムジーマリーンから、目的地である静岡県西伊豆町までは、クルマで4時間程度。早朝5時にエムジーマリーンを出発し、途中の高速道路サービスエリアなどで参加者と合流し、途中、昼食の買い出しなどもおこないながら走り、9時過ぎには水上バイクの上下架をお願いしているアラリシップビルダーズに到着。

アラリシップビルダーズでのビジター水上バイクの上下架については、要問い合わせとなっています

雨交じりの天候のなか、水上バイク11艇を下架しました。

全員が集まっての出航前ミーティング。マリーナから、西伊豆町が発行しているルールカードを受け取り、ルール&マナー遵守の徹底が呼びかけられました。

初日はツーリング組5艇、フィッシング組6艇に分かれて別行動。撮影班は、ツーリング組に同行させてもらいました。

10時30分過ぎに出港した時点では小雨がパラついており、14時過ぎまでは雨予報。天候が崩れたらすぐ港に戻れるように近場で楽しむことになり、まずは10kmほど離れた松崎港まで一気に南下。

50年以上前にエムジーマリーンが所有していたというマリーナや、この日に宿泊するホテルを水上から見学しながら小休止。このタイミングでフィッシング組から好調な釣果の報告が入り、ザワつくツーリング組。

こんなこともあろうかと、ツーリング組の何艇かはあらかじめ釣り竿を準備していたので、帰路は水面の様子を観察したり、Sea-Doo EXPLORER PROに標準装備されている魚群探知機で魚影をチェックしながら北上することに。

ナブラが見えたり、魚群探知機に反応が出た場所などで釣りをしましたが、釣果は得られず。早々に見切りをつけ、12時過ぎには海水浴シーズンを終えた乗浜海岸に水上バイクをアンカリングして昼食。

このころには雨もほとんど止み、昼食後は天窓洞を巡り、ユネスコ世界ジオパークにも認定されている伊豆半島の複雑に入り組んだ海岸地形を楽しみながらノンビリ走り、出港した安良里をさらに北上して美しい岩肌で知られる黄金崎まで足を伸ばし16時前に帰港。

フィッシング組の1日の釣果を確認し、片付けをして宿泊先のホテルに移動。大浴場で汗を流したら宴会で美味しい食事を楽しみながら参加者同士の交流を深め、1日目は終了となりました。

2日目。取材班が同行するフィッシング組は早朝5時30分にホテルのロビー集合。

途中のコンビニで朝食と昼食、クーラーボックス用の氷を買い込み、マリーナから特別に許可をもらい、6時30分には出港しました。

この日の天候は晴れ。風もなく、海面は穏やか。まだ朝靄の残る伊豆半島を左手に見ながら水上バイクを走らせ、前日から気になっていたが入れなかったというポイントへ。魚群探知機で地形を見ると急激な駆けあがりになっており、魚の反応も多数。タイラバやジグなど、参加者それぞれが自分のやり方で釣りをスタート。

波もほとんどなく、静かな海。時間の経過とともに、黒一色だった伊豆半島の山々にも徐々に日が差し、木々の緑と、まだ日が当たらない谷間の黒が複雑なコントラストを描き、朝靄が日に輝きます。

早朝にしか見られない、伊豆半島の美しい姿です。

といっても、そんな景色に見とれているのは取材班だけで、釣り組のメンバーは真剣にロッドを振り続けています。ルアーの種類やサイズ、色を変えてポイントを探りますが、散発的に釣果はあるものの、良型はあがらず。

魚礁や根などの位置がわかる海釣り用GPSアプリでポイントを探し、魚群探知機で反応を見て実釣というパターンで南下していきますが、やはり釣果は散発的。

それでも、お馴染みのアカハタからオジサン、カンパチ、イトヒキアジなどの釣果を集めたところで、タイムアップ。

この日はツーリング組と合流し、上陸して堂ヶ島での昼食だったため、12時30分ごろに納竿。

まだ集合時間には少し早かったので、天窓洞に寄ってみることに。今回のフィッシング組メンバーは過去に何度も西伊豆を訪れていますが、このような景勝地に来るのははじめてということで、自然がつくりだした神秘的な光景を楽しみました。

遠征メンバー全員が揃って堂ヶ島の松丸食堂で1人1台の刺身の舟盛りがついた定食を食べたら、15時過ぎにはマリーナに戻って水上バイクを上架。

全員が役割分担をして作業したことで、16時ごろには11台すべてのの上架が完了。ベテランのマリーナスタッフも、この手際の良さに驚いていました。

1日目の午前中こそ小雨に降られましたが、2日目は絶好の天気になり、ツーリング組とフィッシング組それぞれが満足できる2日間となりました。

今回の遠征のように、自分のマシンで各地のゲレンデを巡るのは、水上バイクならではの楽しみ方。まだ知らない海や景色、そして人々との出会いがある、ぜいたくな遊びではないでしょうか。


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