2025年7月19日(土)に、千葉県市川市のエムジーマリーンを活動母体とするシーバード江戸川が、子どもたちに水辺の楽しさを体験してもらい、危険を回避する術も学べるイベント『シーバードデイin EDOGAWA 2025』を開催。さらにイベント終了後には、官民合同の水上訓練も実施されました。
シーバードデイとは?
水上バイクを用いた社会貢献を目指す団体に、水上バイクを提供・配備しているシーバードジャパン。
2025年時点で全国に55拠点を展開しており、各地のシーバード拠点が実施する、地域の子どもたちに水辺の楽しさを体験してもらい、同時に水辺の危険も学んでもらうイベントが『シーバードデイ』です。
2025年度もシーバード江戸川だけでなく、各地のシーバード拠点での実施が予定されています。
シーバードデイin EDOGAWA
各地のシーバード拠点がその地域性や特性を活かし、独自にさまざまな内容で実施しているシーバードデイですが、シーバード江戸川は、地域の子どもたちに故郷の川・江戸川に親しみを持ち、水辺の楽しさや危険を回避する方法を体験してもらうため「見る・体験する・学ぶ」を3本の柱に、プログラムを作成しています。
イベントには江戸川流域に住む家族を中心に、子ども33名とその保護者37名、合計70名が参加。親子でさまざまなプログラムを体験し、楽しみました。
水上バイク体験乗船
シーバード江戸川、シーバード館山、そしてシーバード富津の隊員による水上バイクの体験乗船は大好評。水上バイク初体験という子も多く、そのスピードや迫力に大興奮! たくさんの笑顔が見られました。
警備艇・消防艇 体験乗船
千葉県警察本部 水上警察隊と市川市消防局の協力で、警備艇「まき」と消防艇「ちどり」に体験乗船。
操縦席でハンドルを握って船長気分を味わったり、見慣れない計器の説明を受けたりと、はじめて見る・触れる船の内部に子どもたちだけでなく、保護者も興味津々の様子でした。
水辺の危険を避ける方法
市川市消防局 水難救助隊は、万が一、水に落ちてしまった際の対処法などを実演してくれました。水難救助隊員が服を着たまま入水し、自分が履いている靴や背負っているランドセルが浮力になることも実演してくれました。
ヒモを結んだペットボトルに少し水を入れ、溺れているひとに投げて救助する方法は、子どもたちが実際に体験。めがけた場所に投げる難しさも実感できたようです。
消火器体験
消火器の使い方を学ぶ消火器体験では、消火器の使い方を実践。ピンを抜いてホースの先端を火元(目標)に向け、レバーを握るという一連の動作だけでなく、火災発生時は真っ先に「火事だ!」と周囲に伝えることの大切さも教わりました。
心肺蘇生・AED体験
市川市消防局による心肺蘇生・AED体験は、子どもと保護者が並んで参加。倒れている人がいたら、まずは周囲の安全を確認して、声をかけたり肩をたたいて意識の確認。反応がなければ、周囲の大人に知らせたり119番への通報など、子どもたちでもできることはもちろん、胸骨圧迫やAED操作など、子どもたちには難しそうな内容にも真剣に取り組んでいる姿が印象的でした。
官民合同水上訓練
シーバードデイのプログラム終了後は、子どもたちが見守るなかで官民合同水上訓練が実施されました。
複数の溺者が発生したという想定のなか、水上バイクで溺者を捜索し、救助。火災が発生した船舶の消火訓練など、警察と消防、そして民間がどのように動き、連携をしていくのか訓練を通じて確認されました。
緊張感あふれる訓練の様子に、子どもたちは釘付けに。無事に訓練が終了すると、大きな拍手が会場に鳴り響きました。
MG MARINE/シーバード江戸川
https://www.mgmarine.co.jp/
シーバードジャパン
http://www.sb-pwc.jp/