【レポート】WRMA水上オートバイレスキュー法 訓練講習会@愛知県豊橋市消防本部

一般社団法人ウォーターリスクマネジメント協会(WRMA)は、2025年9月23日(火・祝)、24日(水)の2日間、愛知県豊橋市消防本部からの依頼により、水上オートバイレスキュー法の訓練講習会を実施しました。

公務救難機関(消防、海保、警察など)から直接依頼を受けて開催する水上オートバイレスキュー法の訓練講習会は、日本財団の助成事業として実施。これまで16年間にわたり全国で40を超える公務救難機関への指導実績があり、さらに、公務救難機関従事者が個人として受講したケースを含めると220機関を超えており、多くの公務救難機関の従事者に、WRMAの水上オートバイレスキュー法が浸透しています。

今回も、愛知県豊橋市消防本部から依頼を受け、管轄水域にて2日間の訓練講習会が実施されました。

参加隊員の感想

  • 水上オートバイの免許を取得して約2か月で、今回の講習を受講しました。免許取得から短い期間で講習を受けることができ、よかったと感じました。「基本操船とは」という根本的な部分から教わることができ、低速操船の技術こそが自分自身に足りないものと実感できたからです。講習で言われていた「先の先を読む」とは風や川、海の流れやその強さまでを読むことで、水上オートバイがどこに向かっていくのかイメージすることであり、それができるようにならなければいけないと感じました。各種救助法では自分が体力的にキツくても、何がなんでも要救助者を救出し、陸へ救助できるよう、技術はもちろん、体力、筋力も必要です。形は多少汚くても救助を1番に考えることが必要と感じました。この2日間で学んだことを忘れることなく訓練を重ね、災害現場では1人でも多くの命を救えるよう精進していきます。
  • 低速での操船や救助方法の細かなポイントなど、とても有意義な内容でした。
今回の講習で受講できたのは水上オートバイレスキュー法の初歩的な部分なので、機会があれば、もっと高度な内容の講習も受講したいと感じました。
  • これまでの訓練では、いかに早く要救助者に接触できるかに焦点が当てられ、スピード走行が基本だと思っていました。しかし今回の講習を受講し、水上オートバイレスキュー法の基本が何か、わかったと思います。細かい操船技術を身につけ、より安全な救助活動を行えるようになりたいと思います。ひとつひとつの訓練を大事にして、本能で操船できるように努めていきます。また機会があれば、講習などに参加したいです。

ウォーターリスクマネジメント協会
https://pwcr-wrma.org/

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