危険操縦や酒酔い操縦は禁止。ライフジャケットの着用や運航前点検など、守るべきルールをあらためて確認しましょう
千葉県・千葉海上保安部・木更津海上保安署が、水上バイクを楽しむユーザーに向けて、海でのルールや安全な航行について注意を呼びかけています。
千葉県では、条例によって海水浴場などで遊泳者に危険や不安を感じさせる行為などを禁止しています。
また、水上バイクの操縦者には「船舶職員及び小型船舶操縦者法」などに基づく遵守事項があります。
自分自身はもちろん、同乗者や周囲の人たちが安心して海を楽しむためにも、出航前にもう一度ルールを確認しておきましょう。
海水浴場などでの危険な操縦は禁止されています
千葉県の「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」では、海水浴場などにおける危険行為などが禁止されています。
水上バイクをはじめとする原動機付きの舟艇などを、遊泳者の近くで縫うように航行したり、急転回や疾走をしたりすることで、遊泳者などに危険を感じさせる行為は禁止されています。
また、遊泳者の身体や浮輪、手こぎボートなどにいたずらをして不安を感じさせたり、遊泳や遊びを妨げたりする行為も禁止されています。
遊泳などのため多くの人が集まっている海浜や河川敷などで、車両を走行させるなどして、他人に著しく迷惑をかける行為も禁止の対象です。
違反した場合には罰則も
条例には罰則が設けられています。
対象となる規定に違反した場合は、5万円以下の罰金または拘留もしくは科料、常習として違反した場合は、6月以下の拘禁刑または20万円以下の罰金が科される場合があります。
「少しくらいなら大丈夫」と考えず、遊泳者や周囲の人たちとの距離を十分に確保し、ルールを守った航行を心がけることが大切です。
水上バイクに乗るなら確認したい7つの遵守事項
「船舶職員及び小型船舶操縦者法」「船舶職員及び小型船舶操縦者法施行規則」では、水上バイクなどの小型船舶操縦者が守るべき事項が定められています。
■酒酔い等操縦の禁止
飲酒などの影響によって注意力や判断力が著しく低下し、正常な操縦ができない状態での操縦は禁止されています。
■免許者の自己操縦
水上バイクは、必ず有効な免許証を持つ人が操縦しなければなりません。
■危険操縦の禁止
遊泳者の付近で疾走するなどの危険な操縦は禁止されています。
■救命胴衣の着用義務
水上バイクの乗船者には、ライフジャケットなど救命装備品の着用が義務付けられています。
■運航前の検査実施
出航前には船体や機関を点検するとともに、気象情報や水路情報などを確認し、安全な航行に必要な準備を行います。
■見張りの実施
航行中は周囲の状況や他船舶の動向などを十分に確認し、安全な航行に努める必要があります。
■事故時の対応
事故が発生した場合は、人命救助に必要な手段を尽くさなければなりません。
これらの遵守事項に違反した場合には、点数制度による行政処分が科される場合があります。
ルールとマナーを守って海を楽しもう
水上バイクは、海を自由に駆け抜ける爽快感を楽しめるマリンレジャーです。一方で、その楽しさはルールを守り、周囲への配慮があってこそ成り立ちます。
遊泳者やほかの船舶との距離を十分に取り、危険な操縦をしないこと。乗船者全員がライフジャケットを着用し、出航前には艇の状態や天候、航行する水域の情報を確認すること。
基本的なルールを一人ひとりが守り、千葉の海で水上バイクを楽しみましょう。
