数多くの世界チャンピオンを輩出
国内最高峰の競技団体として日本のジェットスポーツをけん引してきたJJSF(日本ジェットスポーツ連盟)が、2022年7月2日(土)と3日(日)に愛知県蒲郡市のラグーナビーチで開催された競技会をもって解散となったのは既報のとおり。
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【フリースタイル】国内最高峰の競技会が30年の歴史に幕|2022 JJSF FINAL
30年の歴史ではJJSFから世界に羽ばたき、数多くの世界チャンピオンが生まれました。
RUNABOUT GPクラスの大ベテランであり、今なお世界の頂点でしのぎを削る砂盃 肇選手<マリンメカニック>もそのひとり。
最後のレースでも圧巻の走りで有終の美を飾りました。
そして表彰式では「JJSFあっての自分というか。育ててもらって、世界チャンピオンも取れました。ただ人生がレースそのものなので、これからも日本のジェットスポーツを盛り上げていきたい」という熱い思いも語られました。
最終戦に華を添える特別レース
30年の歴史を締めくくるグランドフィナーレということもあり、今大会では通常クラスとは別に数多くの特別クラスが開催されました。
KOMMANDER CUP
KOMMANDER GP1のワンメイクレースには12名がエントリー。名だたるライダーが集結したなか、大ベテランの桜井 直樹選手<#1 pound 1>が3ヒート中2ヒートでトップチェッカーを受けて優勝に輝きました。
愛JSBA Shindy CUP
ウィメンクラスの元チャンピオン、小林 愛選手<TEAM T-5-R>が発起人となったこのレースは、今大会で最多となる21名がエントリー。
年齢も技量も異なるライダーが同時に走るため、スタートのタイミングをずらしたり、トップライダーはイレイザーブイを回ったり、様々なハンディキャップが設けられて見応え・走り応えのあるレースとなっていました。
そんななかで見事優勝に輝いたのは、ベテランライダーの塩田智晴選手<TEAM T-5-R>。ヒート1を1位、ヒート2を2位でまとめて表彰台の頂点に輝きました。
YAMAHA SJ CUP
YAMAHA SuperJetのワンメイクレースは、ランナバウトライダーの生駒 淳選手<#1 pound 1>が発起人に。「やりたいという声があった」ということで、普段とは畑が違うスタンドアップのレースを企画したそうで、7名がエントリーしました。
優勝に輝いたのは、若手ライダーの海老原 祥吾選手<Bee-Tec with SKU46H>。別レースではProForceに乗って結果を残している彼ですが、1位-3位-1位とSJでもその実力をいかんなく発揮しました。
爆走テケペケCUP
固定ハンドルタイプのX-2によるワンメイクレースには、11名がエントリー。
ヒート2では小野 直広選手<55HEAVEN>のホールショットでギャラリーが大いに沸きましたが(上写真)、総合優勝は2ヒートとも1位でフィニッシュした佐藤 舞旺選手<SPEED MAGIC>。
FORCE立ち乗り甲子園
大阪府摂津市の水上バイクショップ「FORCE(フォース)」によるスタンドアップ限定レースには6名がエントリー。
見事優勝に輝いたのは、ランナバウトライダーの佐川 隆選手<FORCEエンジョイ立ち乗り組>。