多目的ウォータージェットシステム『SCUBAJET』日本上陸！

マリンスポーツファンならば、ダイビングやシュノーケリングでの水中移動に使用する電動の水中スクーターや、SUPやカヤックに装着できる電動モーターの存在を知っている方も多いと思います。

水中スクーターも電動モーターも、それぞれの領域に特化した形状と機能を持つ製品で、どちらでも使えるものは、少なくとも編集部の知る範囲ではありませんでした。

水中も水上も。アタッチメントでトランスフォーム＆カスタマイズ

このたび日本に上陸した『SCUBAJET（スクーバジェット）』は〝多目的〟に使用できる〝システム〟である点が、これまでの水中スクーターや電動モーターと異なります。

本体は、堅牢性の高い円筒形のアルミハウジングデザインを採用したモーターユニットとバッテリーユニット、そしてノーズキャップにより構成されています。

本体にDHCデュアルハンドコントローラーを装着すれば水中スクーターになり（アンダーウォーターキット）、フィンアダプターを介してSUPボードに本体を装着すれば、腕時計型のリモートコントローラーで操作可能な電動モーターになり（オーバーウォーターキット）、さらにオプションのラダーアダプターを使用すれば、カヤックにも装着可能です。

SCUBAJETが、まさに〝多目的〟に使用できる〝システム〟であることがわかるでしょう。

また、小型軽量であることも、SCUBAJETの大きな特徴です。

本体は直径80mm。長さと重さはモデルにより異なり、200Wh仕様（SCUBAJET PRO）が長さ430mm、重量3.2kg、400Wh仕様（SCUBAJET PRO XR）が長さ610mm、重量4.7kgです。またバッテリーはそれぞれ、高密度のHDバッテリーと4分割のスマートバッテリーを選択可能。どちらを選択しても駆動時間や充電時間に違いはありませんが、スマートバッテリーは、飛行機への機内持ち込みが可能です（事前に航空会社に要確認）。

両モデルともに、出力は1000W。水上の最高速は約11km/h、水中は7.2km/hで、耐水深は60mとなっています。

駆動時間は200Wh仕様が水上で20分～120分、水中で20分～90分、400Wh仕様が水上で35分～240分、水中で35分から150分となり、充電時間はそれぞれ、2時間と4時間になります。

SCUBAJETモデル比較表

  SCUBAJET PRO（200Wh） SCUBAJET PRO XR（400Wh）
直径 80mm 80mm
長さ 430mm 610mm
重量 3.2kg 4.7kg
最大推進力 15kg 15kg
最大水深定格 60m 60ｍ
浮力 1kg 2kg
出力 1000W 1000W
最大速度 水上：11km/h
水中：7.2km/h		 水上：11km/h
水中：7.2km/h
駆動時間 水上：20分～120分
水中：20分～90分		 水上：35分～240分
水中：35分～150分
充電時間 2時間 4時間
希望小売価格
※税込
※送料込		 アンダーウォーターキット
29万2600円（HDバッテリー）
30万5800円（スマートバッテリー）
オーバーウォーターキット
27万6100円（HDバッテリー）
28万9300円（スマートバッテリー）		 アンダーウォーターキット
35万4200円（HDバッテリー）
40万1500円（スマートバッテリー）
オーバーウォーターキット
33万7700円（HDバッテリー）
38万5000円（スマートバッテリー）

※水中スクーター用途には軽量なPRO（200Wh）、SUP・カヤック電動モーター用途には、大容量のPRO XR（400Wh）を推奨
※駆動時間や最高速は、環境や使用状況などにより異なります

ワイヤレス接続で端子の腐食防止
メンテナンスを簡素化

さらにSCUBAJETには、SSC（Scubajet Smart Connect）技術が搭載されており、アクセサリ接続や電源供給を、ワイヤレスで実現しています。水中仕様で使用するDHCデュアルハンドコントローラーはSSCで本体と接続・給電され、ディスプレイ表示や無段階の速度制御が可能に。水上仕様で使用する腕時計型リモコンも、ワイヤレスリンクアダプターを介してSSCで本体と接続されます。

このSSC技術により各種コネクターが不要になり、水による接点の腐食やメンテナンスの煩わしさが解消されました。また、SSCはオープンプロトコル（仕様が公開されている通信規格）のため、サードパーティが自由にアプリケーションを開発できます。そのため今後、さまざまに機能が拡張していく可能性を秘めていると言えるでしょう。

その日の気分で水中も水上も楽しめ、クリーンで小型軽量、パワフルなSCUBAJET。各種ウォータースポーツをもっと身近に、楽しくしてくれることは間違いなさそうです。

SCUBAJET展示会情報

SCUBAJET販売店

SCUBAJET国内正規総販売代理店

株式会社NTL

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