幼いころに思い描いた空想の世界は、次々と現実のものになっている。そして今より先の未来には、もっとワクワクするノリモノが生まれるだろう。
ここでは市販化が目前の電動PWCからコンセプトモデルまで、近未来を感じるノリモノを紹介していこう。
ELECTRIC|電動水上バイク
ハイブリッド、プラグインハイブリッド、そして電気自動車と、電気の力で走るクルマは着実に増えていて、その技術もますます進歩している。
その一方、PWCはというと、今のところ主要3メーカーから電動モデルは発売されていないものの、海外の新興メーカーからいくつかのモデルが市販化目前となっている。
またBRPの2020年のニューモデル発表会では、コンセプトとしてSea-Dooの電動モデルが展示されていたこともあり、PWCの電動化は今後ますます加速していきそうな予感!?
NIKOLA WAV
電気や水素で動く次世代のノリモノを数多く手がける、アメリカのニコラ・モーターが生み出したのが【WAV】。
2017年に電動スタンドアップ水上バイクをリリースしたFREE FORM FACTORYと合併して、ランナバウトタイプの電動PWCの開発に着手。
詳細は未発表ながら、ヘッドライトとテールランプを備える近未来的なデザインとなっている。
ちなみに同社が発表した電動ピックアップトラック【BADGER】は水素燃料電池とリチウムイオンバッテリーのハイブリッドで、航続距離は驚きの600マイル(約966km)!!
NARKE GT95 ELECTROJET
世界初の電動ランナバウト水上バイクである、ハンガリーの【NARKE GT95 ELECTROJET】。
最大出力は62馬力で最高速度は50km/h、稼働時間は1.5時間。
船体はカーボンファイバー製で、カラーオーダーも可能となっている。
ベースモデルの価格は3万7000ユーロ(約460万円)。すでに販売を開始しているようだが、日本への販売については今のところ未定。
TAIGA MOTORS ORCA
カナダのタイガ・モータースがリリースする【ORCA】は、既存の水上バイクと遜色ない最大出力180馬力、最高速度104km/hのハイパフォーマンスを実現。
稼働時間は約2時間で、スマホのようにワイヤレスでシステムをアップデートできたり、専用アプリでトリップデータが表示できたり、機能面にも先進のテクノロジーが採用されている。
NINJA X ELECTRIC
チームリクターの一員として活躍する荻野広行さんが、2017年に発表したキッズ用ハル【NINJA X】をベースに、電動船外機(エレキ)のモーターを搭載した電動スタンドアップ。
最大の特徴は、2馬力未満のため免許が不要なこと。
「日本のこどもたちが乗れる水上バイクを」という思いから開発がスタートし、今もあらゆる面で改良が加えられている。
※2019年7月撮影
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