X-2の過去、そして現在|SE-SPEEDMAGIC 650 & 1500 X-2

老舗パーツメーカーが今なお紡ぐ、X-2の物語

ジェットスキー初のタンデムモデルとして、最初のX-2(650 X-2)がリリースされたのが1986年。そして販売終了から10年後の2005年に、ファン待望の新型(800 X-2)が登場。

カワサキが世に送り出したX-2は、この2モデルのみとなる。

初期モデルは30年以上、最終モデルですら15年近くの月日が経過しているわけだが(2020年現在)、今なお熱狂的なファンが多く、世界中にマニアが存在する希有なジェットスキーといえる。

当然ニューモデルの登場を心待ちにしているひとも多いが、そんなX-2の物語に、新たなページを書き足しているのがサトーエンジニアリング(SE)だ。

4ストスタンドアップのSX-Rをベースに、X-2のような固定ハンドルタイプのアッパーを独自開発。現代版X-2 をメーカーに先駆けて生み出したのはご存じのひとも多いだろう。

今では多くのX-2ファンが、SEが生み出した4ストX-2の乗り味を堪能している。

そんなSE が次なるX-2として手がけたのが、650X-2のレストアだ。

外装はSEお馴染みのデザインだが、インテークゲートを2種類作ったり、足回りを試行錯誤したり、アルミステップを作ったりと、かなりの本気度で作られている。SEの代名詞ともいえるアルミビレットのスポンソンも装着。

2020北海道X-2ミーティングのために製作されたこの1 艇は、30年以上も前のモデルとは思えないデザインはもちろん、走りにもこだわっているあたりがSEらしい。

撮影ライダーを務めてくれたのは、ボートレーサーの國分将太郎選手。

國分選手がJJSBAの最終戦で使用した800ccのエンジンを搭載。チャンバーとウォーターボックスは新たに作成され、補強バーも新設。

ちなみにこのX-2の全貌を知りたいひとは、佐藤社長のFacebookアカウント(YujiSato)を覗いてみよう。

過去の記事にはレストアの行程が細かく記載されていて、そこには海外マニアからも注目を集めるノウハウが惜しみなく記載されているぞ!!

SE-SPEEDMAGIC

撮影協力|翁島港マリーナ

住所 〒969-3285
福島県耶麻郡猪苗代町大字翁沢字上前田4
営業時間 8:30 ~ 19:00(7 ~ 9月)
定休日 火曜日(夏季無休)
※ビジター利用は要予約(定員あり)
ホームページ https://www.okinajima.com/

撮影協力|J-BOX

住所 〒969-3132
福島県耶麻郡猪苗代町堅田字妻神1-1
営業時間 10:00 ~ 19:00
定休日 月曜日
ホームページ http://j-box.cc/

水上バイクやボート、各種マリンスポーツの新鮮情報をお届けする、ホットウォーター公式LINE。雑誌企画『みんなのPWCライフ』への写真投稿もできます。
LINE友だち追加はこちら
いいね! お願いします
広告