マリンジェットの父が秘蔵コレクションを公開|ニール小林のトイボックス【vol.3】

ニール小林 Neil Kobayashi
ヤマハ発動機に在籍中はマリンジェットやボートのデザインを担当し、現在も日本および海外で活躍するボートデザイナー。携わったノリモノは世界145か国以上の水上で使用され、取得した特許は約170件にのぼる。1947年7月生まれ。東京都出身。


「ウェーブランナー(マリンジェット)の父」と呼ばれるニール小林氏がアメリカ在住時からコレクションしてきた、アメリカならではの「水上バイクのおもちゃ」の数々を紹介してもらいます!

Sea-Dooの人気モデルを精巧にミニチュア化

今回はカナダの水上バイクメーカーであるBRP 社(ボンバルディア・レクリエーショナル・プロダクツ)の人気シリーズ、Sea-Doo XPのミニチュアモデルを紹介します。

全長2.72mの実物に対しておおむね34 分の1スケールで作られたこのミニチュアは、手の平に乗るぐらい小さなものですが、極めて忠実で精巧にできているのが特徴です。

ロングセラーを続けたXPシリーズのなかでも人気の高い第4世代(1997 ~ 2004年)がモデルですが、実機はそれまでとくらべて船体サイズや馬力も大きくなり、運動性も高い素敵なノリモノでした。

さらにシート下にサスペンションとなるショックアブソーバーを備えた斬新なフォルムで、当時の水上バイクに新風を巻き起こした人気モデルだったこともあり、このミニチュアが作られたようです。

Sicktrix Alternative Collectibles
1997-2000 Perfoemance Model:XP


価格:各10ドル前後|全長:約80mm

写真左、上から1997、1998、1999、2000の順に並んでいます。

4モデルともにダイキャスト製で、外観塗装は美しく繊細な魅力を感じます。

年式ごとの特徴をグラフィックなどで良く表現しており、Sea-Dooのロゴ入り展示船台が同梱されています。

シート下のショックアブソーバーも正確に再現されており、手に取ってみると心地よい重厚感が伝わってくる素敵なミニチュアモデルです。

なお1998以降の3モデルは商品名の最後に「Limited」と記載されています。

※購入時期、購入場所、購入価格は筆者の記憶を元に記載しています

水上バイクやボート、各種マリンスポーツの新鮮情報をお届けする、ホットウォーター公式LINE。雑誌企画『みんなのPWCライフ』への写真投稿もできます。
LINE友だち追加はこちら
いいね! お願いします
広告