【コラム】K38 JAPAN「HOT WATER SAFETY」vol.146|免許取得後に実践的なスキルを身につけたい方へ


K38 JAPAN
2008年4月に発足。米国に本部を置くK38の日本支部として、各地で水上バイクによる安全運航および救助・操船技術講習会や、マリンスポーツイベントにおける安全管理などを通じて、水上安全の普及・啓発活動を行っている。


水上バイクユーザーにとって待ちに待った季節が、すぐそこまで迫ってきました。

地域によってはすでに梅雨明けしているところもありますが、なにはともあれ夏の暑い時期に乗る水上バイクは最高ですよね。

前日の夜もしくは昼ぐらいから、ワクワクしてはやる気持ちが抑えられないひともいるかもしれません。

いったん深呼吸して落ち着きましょう。

持ち物やローカルルールは確認しましたか? マシンはチェックしましたか?

発航前点検で防げる事故もたくさんあります。

そして炎天下では、操船者や同乗者の健康状態もしっかり確認しましょう。

乗船中もこまめな水分補給をお忘れなく。

◇ ◇ ◇

さて、水上バイクにとって楽しい夏がやってくるわけですが、近年は悪い意味で注目される季節でもあります。

ライダーのみなさんが自覚と危機感を持って、運航ルールをしっかり遵守することが求められます。

読者のみなさんは十分ご存じだと思いますが、友人知人への注意喚起もお願いします。

そして我々K38 JAPANでは、安全に航行できる船長をひとりでも増やすことを目的として、水上バイクの運行に関する講習会を実施しています。

公的機関への講習については以前にもご紹介しましたが、実は一般の水上バイクユーザーに向けたプログラムもあり、レスキュースキルはもちろん操船スキルや安全運航に関する知識も身につけていただくものです。

受講後には日本国内で唯一の国際ライセンスが発行される点も特徴です。

その内容は多岐にわたりますが、前提として「免許を取得したあとのトレーニング」と位置づけているのがポイントです。

免許取得時の実技講習では限られた時間で限られた内容しか学ぶことができませんが、K38 JAPANのトレーニングでは専門のトレーナーがより実践的なスキルを指導しています。

たとえば上下架の方法や港内での航行、混雑したエリアでの走り方、レスキュー方法、使用後の洗浄など、水上バイクに乗るうえで必要なスキルや知識が身につけられます。

このコラムでも毎月、安全運航や海上法規に関する知識、水上バイクの事故やトラブルに関する最新の情報を発信していますが、ぜひ実技を学びたい方は講習会に参加していただき、より安全に操船するためのスキルを身につけるきっかけにしてもらえればうれしいです。

講習会に興味がある方は、ぜひお問い合わせください。

我々K38 JAPANは、安全に水上バイクを操船できる船長がひとりでも多く増えることを願っています。

 


K38ジャパン

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