【コラム】K38 JAPAN「HOT WATER SAFETY」vol.164|水上バイクのプロになりましょう


K38 JAPAN
2008年4月に発足。米国に本部を置くK38の日本支部として、各地で水上バイクによる安全運航および救助・操船技術講習会や、マリンスポーツイベントにおける安全管理などを通じて、水上安全の普及・啓発活動を行っている。


水上バイクはある意味、自由を象徴する乗り物といえます。

渋滞知らずの水上を気の向くままに走れる開放感や、時にはスリルすらも感じさせてくれる爽快感は唯一無二。

その機動力とパワーは目を見張るものがあり、スロットルを握れば誰でも一流ドライバーになれますが、そんな高性能マシンを操縦することには常に大きな責任が伴います。

その事実を明確に認識しているひとは、果たしてどれぐらいいるでしょう。

今、水上バイク操縦者にもっとも必要なのは「プロフェッショナルとしての自覚」です。

では、どのようなひとがプロといえるのでしょう。

必要なのは操縦技術の高さだけではありません。

出航前の準備を怠らない周到さ。どんな状況でも冷静に判断できる心構え。仲間はもちろん周囲の水上利用者や環境への配慮と敬意を行動で示せる懐の深さ。

こうした意識が重要です。

たとえ水上バイクの操縦技術が未熟だったとしても、自分が負っている責任を正しく理解し、周囲に優しくできるひとはプロの自覚あり、といえるのではないでしょうか。

◇ ◇ ◇

K38 JAPANでは本部であるK38 USAと連携し、世界基準に基づいた教育プログラムを日本で展開しています。

そこで私たちが大切にしているのも、心技体のすべてにおいてバランスが取れた人材を育成すること。

単にレスキュースキルを教えるのではなく、心も育てることが重要です。

そして私たちK38 JAPANが最重要課題として掲げるミッションは、水上バイクがただの遊び道具ではなく、安全を支えるツールにもなり得るという事実を日本中に根付かせること。

近年では消防や警察、沿岸救助隊などの公的機関が、災害対応や水難救助で水上バイクを本格的に活用しており、その重要性はますます高まっています。

一方で、一般社会からはイマイチ受け入れられていないのもまた事実。

そこを変えていくためには、一人ひとりの意識改革が必要不可欠です。

自分が楽しむだけ、速く走るだけでは、その現状は変わっていきません。

2026年は今までより少しだけ周りを見て、自分の行動が及ぼす影響を先回りして考え、そして少しだけひとと自然に優しくしてみませんか?

ひとりでも多くのプロフェッショナルユーザーが、自発的に生まれることを期待しています。

水上バイクで遊ぶ者から、水上バイクで守る者へ。煙たがられる存在から、信頼される存在へ。

私たちK38 JAPANが先頭に立ち、プロフェッショナルユーザーのみなさんとともに日本の水上安全文化を育んでいくつもりです。

 


K38 JAPAN
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