見た目だけではわからない
中古艇のコンディション
水の上を走る水上バイクは、陸上のクルマやバイクと使用環境が大きく異なります。
強い紫外線や水分による腐食、100km/h以上の速度で受ける水の抵抗、波を飛んで落下する際の衝撃など、その負荷は陸のノリモノの比ではありません。
海で乗っている艇であれば、見えない部分が塩害でボロボロになっている可能性も。
外観がキレイであることは前オーナーが大切にしていた証でもありますが、それだけでは安心できないのも事実なのです。
価格だけで選ぶのは危険?
個人売買に潜むリスク
まずは実艇を自分の目で確認すること。そのうえで「誰から買うか」というのも重要です。
同じモデルや年式でも使用環境によってコンディションは大きく異なりますし、実物を見ても不具合を確実に見抜けるとは限りません。
そのため、売る側が艇の状態を正確に把握しており、それを正しく開示しているか。そしてその情報が信頼に値するか。
つまり「信頼できる相手」を見つけることが、中古艇選びにおいて重要なポイントといえます。
これは中古艇を買うときだけでなく、売る側になった場合でも同じこと。
その査定は正確で、信頼できるものか。クルマとくらべて相場が明確ではない中古艇は、「誰に売るか」も考えるべき。
昨今はインターネットオークションでの個人売買も盛んですが、顔の見えない相手との取引は相応のリスクがあります。
購入後に故障が発覚した場合でも、誠実に対応してくれる相手を選びたいものです。
その筆頭といえるのが水上バイク販売店であり、「評価のプロ」である中古艇評価士です。
中古艇選びに安心をプラスする
「評価のプロ」の存在
日本中古艇協会が普及・推進する『中古艇評価士』は、協会加盟の販売店に在籍する経営者や社員が、研修会を受講することで評価士として認定される制度。
協会が策定した「中古艇評価シート」を用いて、統一の基準で中古艇を評価するのが最大の特徴です。
販売店によっては完璧に修理して価格に上乗せするか、最低限の修理に留めて価格を抑えるか判断が異なる部分はありますが、評価シートによってそれもつまびらかになります。
なにより販売店に在籍する「プロ」が査定しており、買いたいひとはコンディションを、売りたいひとは商品価値を正確に把握できることは、ユーザーにとって安心材料となるでしょう。
2026年4月1日時点で約300名(水上バイクとボートの合計)の中古艇評価士が全国の販売店やマリーナに名を連ねており、取材に協力してもらったエムジーマリーンにも複数名の中古艇評価士が在籍しています。
「信頼できる相手」として中古艇評価士は申し分ない存在ですから、中古艇売買の際はぜひ頼ってみましょう。
販売店の信頼を高める
中古艇評価士になろう!
ユーザーが「信頼できる相手」を探す際、中古艇評価士の資格は、その信頼性を示すうえでわかりやすい指標となります。
このお店なら、このスタッフなら任せられる、というイメージを持ってもらう意味でも、資格を取得するメリットは十分あるでしょう。
個人売買で中古艇を購入したユーザーが、相次ぐ故障やトラブルに見舞われ、最終的に販売店を頼るケースも多いと聞きます。
中古艇評価士という看板があれば、最初から個人売買ではなく販売店を選ぶきっかけにもなるはず。
資格の取得に興味のある水上バイク販売店のみなさんは、日本中古艇協会まで問い合わせを。
日本中古艇協会
https://www.21used-boat.com/