さらに乗りやすく、遊びやすく
マリンジェット随一の走行性能を誇るパフォーマンスモデルのGP1800R SVHOが、2021年モデルでリニューアル。
アッパーデッキの形状を一新したことでライディングポジションが見直され、より一体感の高い操縦性を実現。
また約7キロの軽量化にも成功しており、重心位置の変更や足回りの最適化と併せて加速性能も向上している。
そして走りに特化した印象が強いGPだが、2021モデルは機能面が格段に充実している点も見逃せない。
FXシリーズで人気の装備や機能を採用
アッパーデッキの変更と併せて、FXシリーズと同型の4.3インチコネクスト・マルチファンクションディスプレイが新たに採用された。
それに伴い下記の機能も追加され、速いだけではなく、快適で遊びやすいモデルに進化したといえるだろう。
なおディスプレイはFXシリーズのようなタッチ操作ではなく、ハンドル下のコントロールパッドで操作する。
ホーム画面はGP専用デザインで、スポーツマインドをくすぐるタコメーターを表示。
T.D.E.(スラスト・ディレクショナル・エンハンサー)
アイドリングよりさらに微速での前後進を可能に
リバースアシスト
後進時のエンジン回転数をボタン操作で上げられる機能
ドライブ・コントロール
最高速度3段階、加速2段階を設定可能
クルーズアシスト
走行中に設定した任意の速度を維持
ノーウェイクモード
ひき波が立ちづらい時速8キロを維持
エンジンロック
ディスプレイ上でエンジンのロックが可能に
船体姿勢を自動で最適化するオートトリム
GPだけの専用装備として新たに採用されたのが、主に下記ふたつのシチュエーションで船体姿勢を最適化するオートトリム機能。
難しい操作は必要なく、ディスプレイで機能をオンにするだけでグリップの向上やバウライズが抑制され、旋回性能と加速性能の向上が期待できる。
ラウンチ・コントロール
低速からの加速時はトリム(ノズル)がダウン位置に自動で設定され、加速初期のバウライズを抑えることで素早くプレーニングに移行。加速性能を向上する。
コーナリング・コントロール
旋回時の減速を検知して、トリムをダウン位置に自動で設定。バウを下げることでグリップ力が向上し、クイックな旋回を可能にする。
ハルとエンジンは同型ながら走行性能は格段に向上
アッパーデッキは一新されたものの、ハルとエンジンは従来モデルと同型となる2021年モデルのGP1800R SVHO。
しかしライディングポジションの変更や軽量化などにより、走行性能は格段に進化しているはずだ。そして機能の飛躍的な充実ぶりにより、快適性は間違いなく向上しているため、より完成度の高いモデルに仕あがったといえるだろう。
GP1800R SVHO主要諸元
全長×全幅×全高 | 3350×1240×1200mm |
乾燥質量 | 342kg |
燃料タンク容量 | 70L |
エンジン | 1812cc Super Vortex High Output Engine |
最大出力 | 250ps |
排気量 | 1812cc |
吸気方式 | スーパーチャージャー+インタークーラー |
リバース | RiDE |
燃料 | 無鉛プレミアムガソリン |
定員 | 3名 |
メーカー希望小売価格 | 2,422,200円(税込) |
※価格には定員分の法定安全備品類、進水諸経費等を含み、オプション・検査登録諸費用は含まれません