【オーナーレビュー】ヤマハの新型水上バイク、実際どうですか?|2024 YAMAHA WaveRunner FX CRUISER HO

オーナーのリアルな評価は?

2024年のFX CRUISER HOには、従来の1812ccから1898ccへ排気量がアップした自然吸気エンジンを搭載。

最高出力も170馬力から195馬力にアップしたことで、主に加速が向上しています。

その走行性能は過給モデルに肉薄するほどで、個人的には十分な性能だと思うわけですが、実際に手にしたオーナーはどう感じているのか。

率直な感想を聞いてみました。

インタビューに応えてくれたのは水上バイク歴20年超の山田万次郎さんと、パートナーの山田カリナさん

新型FX CRUISER HOの詳細はこちら

【2024ヤマハ】HOエンジンが15年ぶりの刷新!排気量アップに加えて最高出力も向上|2024 YAMAHA WaveRunner FX CRUISER HO

自然吸気モデルを選ぶ理由は?

FX CRUISER HOを3艇と、スポーツボートも2艇所有しています

6月初旬に新型FX CRUISER HOの進水式を迎えた山田万次郎さんは、ヤマハ初の4ストモデルとして2002年にリリースされたFX 140にも乗っていたほどのFX愛好家。

これまで多くのFXシリーズを乗り継いできましたが、そんなオーナーが20年以上も変わらずFXに乗り続ける理由は「乗りやすさ」「安心感」そして「リセールバリュー」だといいます。

「乗りやすいモデルですし、装備も充実しているので気に入っています。あとはほぼ毎年乗り換えや買い足しをするので、リセールが優秀なのは選ぶ理由のひとつです」

そして現在は新旧のFX CRUISER HOを3艇所有している山田さんですが、自然吸気モデルにこだわるのにも理由があります。

「以前は過給器付きのFX CRUISER SVHOにも乗っていましたけど、HOの方が燃費がいいですし、扱いやすいですよね。多少海面が悪くても安定して走れますし、海が荒れたらSVHOとそれほど(速さは)変わりませんから」

平水面での全開走行では過給モデルに分があるものの、波がある海面ではスロットルレバーを握りっぱなしで走り続けるのは困難であり、走行性能の差が出づらい状況といえます。

それなら燃費性能にすぐれた自然吸気に、というのがHOを選ぶ理由だそうです。

また山田さんはゲストを大勢呼ぶことが多く、常に2~3人乗船となるため「タンデムでも安心して乗れますし、人数が乗っていても長い距離を走れる」のもHOの魅力のひとつだといいます。

新型FX CRUISER HOの進水式にもたくさんの仲間が集まりました

新型FX CRUISER HO、実際どうですか?

「明らかに以前の1.8Lエンジンとは違います」

山田さんがそう語るのは加速性能で、スロットルを握った瞬間のレスポンスと最高速に至るまでの速さは、乗った瞬間に進化を感じるポイントです。

まだ海では乗っていないそうですが、波のある海面ではスロットルの開け閉めを頻繁におこなうため、加速性能の向上が大きなメリットとなるでしょう。

また前述のとおり2~3人での乗船が多い山田さんですが、「タンデムもラクになった気がする」というのも馬力向上による恩恵でしょう。

ディスプレイも5→7インチに大型化して「かなり見やすくなりました」と山田さん
新型エンジンはノイズや振動も低減されていますが、乗りくらべないとその違いはわからないかも?

もちろん従来のFXが持つ安定性やそれに伴う安心感は健在。

パートナーのカリナさんは免許を取得して1年未満のビギナーですが、「彼をうしろに乗せていても怖さを感じることもなく、楽しく乗れました」と高評価。

「不満な点は特にありません」というほど山田さんも気に入っているようなので、ベテランからビギナーまで満足できるモデルであることは間違いなさそうです。

そして山田さんも言うように、従来モデルからの進化は一度乗ってみればすぐに体感できるほど。

たかが25馬力アップと侮るなかれ。

きっとあなたの想像を超えてくるはずなので、試乗の機会があればぜひ体感してみてください。


協力:房総マリーナ
https://www.boso-marina.com/

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