【試乗インプレ】おかまりも絶賛!FISH PROの「特別仕様モデル」はココがすごい|2025 BRP Sea-Doo FISH PRO APEX 300

釣り仕様水上バイクの
特別仕様モデルが登場

FISH PROの特別仕様モデルとして2025年にリリースされたFISH PRO APEX 300。

最上位モデルのFISH PRO Trophyをベースに9インチの魚群探知機や油圧式ステアリングダンパー、ツーリング・ウィンドシールドなどの装備が追加され、300馬力の過給エンジンも搭載。

シリーズ最高の装備と馬力を実現したことで、釣りはもちろんツーリングも快適に楽しめるモデルとなっています。

ここではFISH PROアンバサダーも務める女性アングラーの“おかまり”こと岡田万里奈さんに、特別仕様モデルの「ここがスゴい!」を紹介してもらいました。

一番のお気に入りポイントは、釣りとは関係ないようにも思える意外な装備でした。

岡田万里奈@lovendor_okamari
海、川、湖を問わず、幅広いフィールドやスタイルで釣りを楽しむ女性アングラー。2級小型船舶免許を所有しており、2021年8月に特殊小型船舶免許も取得。2023年よりFISH PROアンバサダーに就任。YouTube 「おかまりチャンネル」では気になる動画を多数公開中。

おかまりも絶賛する
FISH PRO APEX 300の実力は?

まず、岡田さんが「一番のお気に入り」と言うのがステアリングダンパーです。

「止まった状態では少し重いかなと思ったんですけど、いざ走ってみたらハンドルが安定して重さは感じませんでした。

波を受けたときもハンドルを取られづらいので、いつもよりスムーズに走れた気がします。

水面がわりと荒れていたんですけど、3段階すべて試したなかで一番重い状態がラクでしたね。

追加された装備とか機能のなかではこれが一番のお気に入りでした」

スムーズなハンドル操作を可能にする油圧 式ステアリングダンパーをFISH PROシリ ーズ初採用
効き具合はマイナス、ゼロ、プラスの3段階から調整可能で、オススメはゼロかプラス。ハンドルの高さを調整できるアジャスタブルライザーも装備

アングラーの岡田さんが最初に選んだのは、意外にも走りをアシストする装備でした。

「ポイント移動がラクになる」という見方もできるので、釣りにも役に立つ装備とも言えるのかもしれません。

同じくウィンドシールドも釣りには関係ないように思えますが、狭いエリアで頻繁にポイント移動を繰り返すときは座ったまま走ることも多いので、「ちょっとした移動のときに大活躍してくれるので絶対にあったほうがいい」とその効果には岡田さんも太鼓判を押します。

ツーリング・ウィンドシールドが風や波飛沫を遮ってくれるので快適です
狭いエリアでポイント移動を繰り返すときにもウィンド・シールドが活躍します
陸上での移動時にも重宝するグラブハンドルやリアの左右に装備されたポップアップクリートは、FISH PROシリーズではAPEXのみ装備
フラットなフィッシングシートは滑るような前後移動が可能。魚とのやり取りも自由自在で、後方にタモを取りに行ったりクーラーへのアクセスも容易

釣り◎/走り◎/装備◎
乗り手を選ばないマルチモデル


次に岡田さんが「( 他モデルと)全然違った」と言うのは、9インチのガーミン製GPS魚群探知機。

Trophyの7インチを上回る9インチの大画面は「家のテレビが大きくなったみたいな感動(笑)」というほどの存在感。

視認性が抜群なのは言うまでもなく、タッチパネルなので操作性も格段に向上しています。 

FISH PROシリーズのScout(スカウト)とSport(スポーツ)は6インチ、Trophy(トロフィー)は7インチですから、その差は歴然
シートに座った瞬間、大画面による恩恵を体感できるはずです

そして最後に、300馬力の加速感は「味わったことのない感覚」だったようです。

「今まではトロフィーの170馬力までしか経験したことがなかったので、こんなにもスゴいのかと。

最初は水面が荒れていてなかなか全開では走れなかったので、違いがあまりわからなかったんです。

でもスポーツモードにしたら加速感が段違いでビックリしました(デフォルトのツーリングモードでは加速がマイルドに設定)。

ポイント移動とかで長い距離を走るときは、スポーツモードで300馬力の力強さを思う存分楽しむのもよさそう。

今までは釣りがメインで走るだけっていうことがほとんどなかったんですけど、そんな私でも走る楽しさみたいなものが少しだけ感じられました。

ナブラを最速で追いかけたいひとにも最適ですね(笑)」

過給1.6Lのエンジンは最大300馬力を発揮
全長3730mm、乾燥重量444kgというSea-Doo最大クラスのボディをものともしないパワーです
簡単に脱着可能なモジュラー式のスイベルシートを装備
「座る位置が高くなることでアンダーキャストもできるようになりますし、湖とかでは重宝しそうです」と岡田さん。なおスイベルシート装着時は最高速度が制限されます
7個のロッドホルダが付属するため、多くのタックルを持って行けるのはもちろん「移動のときにどこにでもロッドを置けるので便利」というメリットも
船体が汚れたときの水洗にも使えるライブウェル付きのLinQ 51Lクーラーや、1.5kgのフォールディングアンカーも標準装備

色々な遊びを楽しみたい
欲張りなひとにもオススメ

他モデルはスポーティなカラーリングですが、マットでダークなAPEXは独自の質感でラグジュアリーな装いに。

「見た目を気にするひとも、走りを気にするひとも、もちろん釣りをしたいひとも誰でも満足できると思います」という岡田さんの言葉どおり、水上バイクに求められることの大半は備えていると言っても過言ではなさそうです。

FISH PROシリーズは従来から釣り以外も楽しめるモデルですが、FISH PRO APEX 300はその集大成といってもよいでしょう。

釣りもツーリング、アレもコレも楽しみたいひとでもきっと満足できるはずです。

2025 BRP Sea-Doo
FISH PRO APEX 300

シャークグレイ/ノリグリーン
●全長3730×全幅1260×全高1370mm ●乾燥重量444kg ●燃料タンク容量70L ●1630cc水冷4ストローク3気筒(スーパーチャージャー+インタークーラー)●最大出力300hp ●無鉛プレミアムガソリン ●シフトiBR ●定員3名 ●381万8000円(税込)
ジェットフィールド湘南
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