【徹底比較】どちらが速い? どこが違う? Sea-Dooの人気2モデル、選ぶならどっち!!|GTX Limited 325 vs. RXT-X RS 325

ラグジュアリーなGTXと
スポーツのRXT
イメージの向こう側を探れ!!

個性豊かでキャラクターがしっかり立っている。

これ、ドラマやアニメの話しではありません。

シードゥのラインアップを眺めていたら、そんなことに気づきました。

レース、フィッシング、ウェイクスポーツ、エントリー、レクリエーションと、それぞれ特色の異なるモデルが揃っています。

実にわかりやすく選びやすいわけですが、そんななかでも唯一、ちょっと迷ってしまいそうなモデルがGTX Limited 325とRXT-X RS 325です。

ラグジュアリーとスポーツだから全然違う、という声が聞こえてきそうですが、本当にそれだけでしょうか? 

実際に何がどれぐらい違うのか、意外と知らないひとも多いのでは。

多くのひとがなんとなく抱いているイメージの真相を、ここでは紐解いていきましょう。

スペックと価格を比較
GTX-LTDがお得?

まずはこの表を見てください。

スペック比較表

ご覧のとおり、スペックにそれほど大きな差はありません。

唯一異なるのはカラーと約16万円の価格差ですが、GTX-LTDは装備が充実しているためこの差が生まれているともいえます。

それらの装備をRXT-Xに後付けするなら、むしろGTX-LTDの方がお得だと感じるひともいるかもしれません(装備の詳細は次項にて)。

2026 BRP Sea-Doo
GTX Limited 325
ホワイトパール
ティールメタリック
2026 BRP Sea-Doo
RXT-X RS 325
ガルフストリームブルー
アイスメタル/マンタグリーン

装備と機能から見えた
方向性の違い

歴代モデルを見返してみても、GTX Limited 325は落ち着いたカラーリングと配色が多く、一方のRXT-X RS 325はビビッドなカラーを多用。
ラグジュアリーとスポーツといったイメージを体現しているわけですが、その意向は機能や装備にも表れています。
こちらの表を見てみましょう。
装備&機能 比較表

RXT-Xにはレーシーなライディングポジションを可能にするハンドルバーや握り方の自由度が高いラウンドグリップ、シャープな旋回を可能にするスポンソン、よりスムーズな加速を実現するローンチコントロールといった、走行性能を向上する装備と機能が採用されています。
対するGTXは定員分の背もたれを用意したシートやパームレスト付きのグリップ、小物を入れるのに便利なストレージの仕切り、水からの再乗艇を容易にするリボーディングステップ、係船時に便利なポップアップクリートといった快適性を高める装備が充実。
それぞれのキャラクターが明確に異なることを、装備や機能からも再確認できました。
ダイレクトアクセス・フロントストレージは共通ですが、GTX-LTDには小物の出し入れが便利なオーガナイザー(仕切り)が標準装備
リボー ディングステップやポップアップクリート、 船体カバーなどもGTX-LTDだけの装備
デッキ形状は同一ですがマットのデザインが異なります
オーディオは両モデルともに標準装備。325馬力の過給1.6Lエンジンも同一ですが、加速のセッティングが異なる?
膝回りが細く絞られニーグリップしやすいツーピースシートを両モデルともに採用していますが、背もたれの数と形状が異なります
GTX-LTDの背もたれは背中から前に回り込んだフィット感の高い形状に。RXT-Xは足を自由に動かしやすい形状となっています
RXT-Xはレーシーな外観のハンドルで、低姿勢でのライディングが可能。チルトステアリングと油圧式ステアリングダンパーはどちらも装備
GTX-LTDは疲労軽減が期待できるパームレスト付きのグリップ。RXT-Xは握り位置や角度を自在に変えられるラウンドグリップを採用
どちらも最新の10.25インチディスプレイを採用していますが、GTX-LTDは水深計と水温計を装備。右がRXT-Xのゲージ画面
形状の異なるスポンソンを採用することで、それぞれのキャラクターに沿った旋回の味付けに。詳細は次項の試乗インプレッションで

加速と旋回がまったくの別物
ライポジにも明確な差が

 「GTX-LTDのグリップにはパームレストが付いていて、そこに手のひらを置けば自然と肘が下がるし背もたれもしっかりしてるから、シートに体を預けてゆったり乗ってください、というポジションの設定なのか
も。乗り込んだ時点でそういうメッセージみたいなものは感じました」

試乗ライダーを務めてくれたシードゥ販売店『55HEAVEN』の加藤 豪さんいわく、GTX Limited 325は「ラグジュアリーモデルである」というメーカーの意向をまたがってすぐに感じられたと言います。

RXT-X RS 325の方が「ポジションの自由度が高い」ことから、前後左右の体重移動や立ったり座ったりすることも想定されているのでしょう。

そしていざ走り出した瞬間、両モデル最大の違いを感じられました。

 「加速もそうだし、全体的なレスポンスも圧倒的にRXT-Xの方が優秀。船体重量の差はほとんど無いに等しいレベルだけど(約3kg)、体感ではRXT-Xがかなり軽い印象です。コンピューターのセッティングで下の加速を強くしているのかと思うぐらいの違いでした」

GTX-LTDとRXT-X は325 馬力のエンジンもST3ハルも同じであり、最高速度も約120km/hと変わらず(条件により異なります)。

走行性能はイーブンかと思われましたが、加速に大きな差が設けられていました。

加速時にノズル角度を自動で最適化し、素早いプレーニングへの移行を可能にするローンチコントロール。RXT-Xに採用される機能で、スタート時にはノーズの浮き上がりに大きな差が生まれました
ローンチコントロールはディスプレイまたはハンドル左のボタンから設定可能(「起動モード」と表示)

またスポンソンの違いから、RXT-Xはシャープで素早い旋回が可能なのに対し、GTX-LTDは少しルーズな印象。

これは「ガツンと曲がれば速いけどライダーに負担も掛かるし、GTX-LTDらしいラグジュアリーな味付けにしているのでは」と加藤さん。

走りからも明確にキャラクターの違いを感じられました。

ラグジュアリーとスポーツ、というイメージが覆ることはありませんでしたが、特徴をより深く理解したことで、両モデルの輪郭がさらにはっきりしたのではないでしょうか。


取材協力
ジェットフィールド湘南
https://jetfieldshonan.jp/
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