水上バイクに乗るなら、最低限守るべきモラルとして、万が一に備えて保険に加入しましょう。
水上バイクが入れる保険はいくつかありますので、ぜひ販売店などに問い合わせをしていただきたいのですが、今回は、補償を最低限にすることで保険料を抑えて加入しやすくなっている、PW安全協会の『PWSA対人賠償責任団体保険』について説明します。
まずPW安全協会とは、水上バイクメーカーや販売店などが参加して、安全啓発やマナー・モラル向上を目指して活動している団体で、正式名称はNPO法人 パーソナルウォータークラフト安全協会です。略称はPW安全協会、PWSA（Personal Watercraft Safety Association）。一般の水上バイクユーザーも入会申込みをして年会費1000円を支払うことで、協会会員（特別賛助会員）になれます。
そしてPWSA対人賠償責任団体保険は、PW安全協会の会員（特別賛助会員）が加入できる団体保険になっています。
このPWSA対人賠償責任団体保険の大きな特徴は、補償を最低限にすることで保険料を抑えていることに加え、ヤマハマリンジェット、カワサキジェットスキー、BRPシードゥの新艇に、JCI登録日から1年間の保険が付帯されていることです。さらにこの場合、保険の加入手続きと同時にPW安全協会への入会もでき、年会費1000円も不要です。
新艇のJCI登録日から1年間、保険料や協会年会費の負担がないPWSA対人賠償責任団体保険ですが、注意点もあります。
- 加入手続きが必要
- 補償は第三者に対する対人のみで、対物・船体・搭乗者傷害などの補償はなし
①水上バイク新艇に1年間の保険が付帯していますが、加入には手続きが必要です。新艇に同梱されている『PWSA入会申込書兼 対人賠償責任保険加入者情報連絡票』（ハガキ）に必要事項を記入して、送付する必要があります。
②保険金が支払われるのは、水上バイクの搭乗中に、誤って他人にケガをさせた場合です。他人や自身の船体やモノの破損、自身や自身の搭乗者のケガなどに対する補償はありません。
なお2年目も保険を継続する場合は、加入手続きに加えてPW安全協会の年会費、保険料の支払いが必要です。
また、このPWSA対人賠償責任団体保険は新艇購入時だけでなく、すでに所有している水上バイクや、新たに購入した中古の水上バイクでも加入できます。
その場合はPWSA年会費1000円に加え、加入月から翌年3月31日までの、月割りの年間保険料が必要です。
例：2人乗り以上の水上バイク
3月加入：2万4000円（年間保険料）
10月加入：1万6800円（年間保険料）
PWSA対人賠償責任団体保険について詳しくは、下記リンクかPW安全協会会員の販売店にお問い合わせください。
PW安全協会 公式サイト
PWSA対人賠償責任団体保険について（PW安全協会 公式サイト内）
PW安全協会会員（販売店）一覧（PW安全協会 公式サイト内）
