シーバードジャパン│日本三大河川のひとつ利根川に、シーバードの拠点誕生。防犯、事故防止、水害救援などの協力に関する協定書も締結

水上バイクを用いた社会貢献を目指す諸団体に水上バイクを提供・配備し、それらの広報活動をおこなうことを目的に、2013年にスタートした、シーバードジャパン。2020年時点で全国に53拠点を展開しており、利根川に誕生した新たな拠点『シーバード千代田』の開所式のレポートが届いたので、紹介しよう。

シーバード千代田開所式

●令和二年7月19日
●群馬県邑楽郡千代田町
●来賓
千代田町長 高橋純一氏
大泉町長 村山俊明氏
大泉警察署長 石井真二氏
館林地区消防組合 消防庁 福地保幸氏
衆議院議員 笹川博義氏
県議会議員 久保田順一郎氏

写真とレポート:シーバードジャパン

週末には200台以上の水上オートバイが集まる人気スポット

群馬県を水源として、一都6県に流れる利根川は石狩川、信濃川と並んで日本三大河川のひとつです。首都圏の水源として重要な役割を果たしているいっぽう、「坂東太郎(ばんどうたろう。“東国にある日本一の大河”)」の異名を持つ大暴れ川の一つで、江戸時代初期に行われた河川改修で流れを変えられた歴史を持ちます。

見渡す先には利根大堰があり、レガッタ大会などが開催される千代田町の河川敷には、週末ともなると200台規模の水上オートバイが集まります。多くは埼玉県など近隣からの愛好者で、トレーラーや車載で水上オートバイを運び込み、テントを張ってBBQや水遊び、水上オートバイの遊走を楽しみます。

自治体、警察、消防組合とシーバード千代田が協定を締結


今回シーバード千代田の開所式と同時に、大泉警察署署長石井真二氏より利根川流域のパトロールを認可する「パトロール実施者証の授与式」、さらに千代田町、大泉町、大泉警察署、館林地区消防組合とシーバード千代田は、利根川流域における防犯・事故防止・災害時における水害救援の協力に関する「協定書の締結式」を交わしました。

「マリンスポーツでの賑わいをさらに盛り上げつつ、事故ゼロを目指したい」とする千代田町の髙橋純一町長の思いを実現したものです。

また釣りや他のレクリエーション愛好者との融和や、海洋プラスチックゴミの原因の一つにあげられる河川からの流入が無くなるよう、自然環境の保全、改善活動への取組にも期待が寄せられています。

シーバード千代田の代表・金子哲氏は、「カヌー、ウインドサーフィン、水上オートバイで賑わうレジャースポットです。サイクリングなど多くの方が利用する渡船場もあります。残念ながらマナーの悪い一部ユーザーに起因する事故も発生しています。いつか誰かがではなく、今日から私たちがという信念のもと、警察、消防、自治体と連携しながら誰もが安全・安心で楽しめる水辺を作っていきます。利根川で遊ぶ楽しさを多くの人にも知ってもらいたい。より良い環境を次世代に引き継ぐことがシーバード千代田の使命です」と決意を述べ開所式を締めくくりました。

シーバードジャパン

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