TPSP安全講習会、受講者5000名達成

TPSP安全講習会受講者5000名達成記念式典

 

節目を迎えたTPSP。式典では今後の展望についても。

TPSP安全講習会受講者5000名達成記念式典
TPSP代表発起人であるエムジーマリーン代表の齋藤氏の挨拶から、5000名達成記念式典はスタート。

ユーザーのマナーアップに取り組み、東京ベイエリアでいつまでも水上バイクが楽しめるように――。

水上バイク販売店やマリーナ、水上レスキュー団体などが中心となり発足したTPSP(東京港・湾・河川 水上オートバイ安全航行推進プロジェクト)は、2014年に冒頭の理念から活動を開始しました。

当該水域における水上バイク航行マップや自主ルールの作成にくわえ、2015年3月からは一般ユーザーを対象とした「TPSP安全講習会」もスタート。

年を重ねるごとに着実に受講者数(TPSP会員数)を増やしていき、2021年7月16日現在では5503名となっています。

TPSP安全講習会受講者5000名達成記念式典
海上保安庁をはじめとした関係団体が式典会場に足を運び、TPSPの今後に期待を寄せるコメントも贈られました。
TPSP安全講習会受講者5000名達成記念式典
5000人目の受講者となった勝山さんには、PWSA(パーソナルウォータークラフト安全協会)会長の竹長氏より賞状と記念品が贈呈。

東京ベイエリアでの安全航行に特化したTPSP安全講習会では、受講者から「非常にためになる内容だった」「免許取得時に勉強したはずが忘れていることもあった」という声も多く寄せられています。

水上には海上衝突予防法や海上交通安全法、港則法、条例、さらにはローカルルールなど、安全航行のための様々な決まりごとがありますが、それらをTPSP安全講習会で改めて学ぶことで、「無自覚のルール違反」を減らせるのもこの講習の大きな成果といえるでしょう。

TPSP安全講習会受講者5000名達成記念式典
TPSP安全講習会は、講師陣の実体験を元にしたリアルな内容も好評。受講したことで「安心して東京湾で遊べる」という声も聞かれます。

そして同じく受講者から「他の地域でも同様の安全講習会を開催するべきでは」という声もあがっているようですが、5000名という節目を迎えたこともあり、記念式典では「TPSPを下部組織とする一般社団法人の設立準備」や、「各地への支部設立の協力依頼」といった今後の展望も発表されました。

全国的にゲレンデ問題が叫ばれて久しいなか、TPSPをモデルケースに優良ライダーの育成やルールの周知を目的とした講習会が各地で開催されれば、水上バイクの未来にも明るい兆しが見えてくるかもしれませんね。

TPSP安全講習会受講者5000名達成記念式典
TPSP会員の証であり、特定のマリーナ利用の際は必須となるビブスは、番号により個人を特定する役割も持ちます。式典では「もしルールやマナーに反するライダーを目撃した場合は、番号で特定して個人への注意喚起をもっと積極的におこなっていきましょう」という意見もありました。

TPSP(東京港・湾・河川 水上オートバイ安全航行推進プロジェクト)

水上バイクやボート、各種マリンスポーツの新鮮情報をお届けする、ホットウォーター公式LINE。雑誌企画『みんなのPWCライフ』への写真投稿もできます。
LINE友だち追加はこちら
TPSP安全講習会受講者5000名達成記念式典
いいね! お願いします