モーターボート・ヨット・水上バイク・マリンエンジンおよび関連機器などの製造事業者、整備事業者、販売事業者、ならびにこれらの関連事業者から構成される業界団体である日本マリン事業協会は2022年3月1日(火)に記者会見を開き、コロナ禍で変化したマリン市場の動向ならびに、ジャパンインターナショナルボートショー2022の概要を発表しました。
国内マリンマーケットの変化
コロナ禍で〝3密を避ける〟アウトドア・アクティビィティが注目されたことを受け、2021年度はボートレジャーも活況になっています。
2021年度のボート免許取得者数は、コロナ前の19年度と比べて1万8000人増え、7万6000人へと激増。なかでも女性の免許取得者数が50%増となっています。
さらに、ボート免許取得後の船の利用予定に関するアンケートでは、45%がシェアリングシステムを利用したいと答えており、所有からレンタルへと、ユーザーの意識が変化しつつあることがうかがえます。
マリン市場動向
2021年度の国内の新艇販売数は、製造規模がコロナ前まで回復しなかった影響を受け、新艇中大型ボートは19年比で96%。中古中大型ボート流通数推移は19年比99%となりました。
2021年度の出荷金額(国内+輸出)は約2525億円となり、19年比108%、国内市場規模(国内+輸入)は、約264億円で19年比99%となっています。
このほか、マリン事業の発展へ向けた長期的な取り組みである『マリンビジョン2026』などが発表され、記者会見の最後には、2022ミス日本「海の日」を受賞した属安紀奈(さっか・あきな)が登壇。フォトセッションがおこなわれました。