水上バイクを用いた安全啓蒙活動や、水上イベントの警備や安全管理、そしてPWCレスキュー法の普及に努める一般社団法人ウォーターリスクマネジメント協会(WRMA)では、定期的にPWCレスキュー講習会を開催している。
レスキュー講習会というと、水難救助活動をおこなう専門家とその予備軍が知識・技術を学ぶための場と思って敷居が高く感じられるかもしれないが、実は、一般の水上バイクユーザーにとっても有益な内容となっており、誰でも受講できるということをご存知だろうか?
WRMA講習会のなかでも『プレステージコース』は、PWCレスキュー法を取得する前に基本的な操船技術や航行のルールやマナーを身につけられる内容となっているため、特に初心者の水上バイクユーザーにとっても、安心・安全に水上バイクを楽しむために役立つもの。
免許は取得したけど、自分の知識や技術に不安があるという方は、このような講習会に参加してみるのもよいだろう。
そしてその後、さらに高度な、専門的な知識や技術を身につけたければ、レスキューコースへと進めば良い。こちらのコースも、一般の水上バイクユーザーにとって普段の安全航行やもしもの際に、きっと役立つはずだ。
講習会の実施スケジュールなど詳細はWRMAホームページで確認を。
各種コース(一部)
コース名 | 受講料 | WEBセミナー | 所要日数 | 内容 | |
プレステージコース | 1万0000円(申請料込) | 無し |
1日(約8時間) |
水上バイクの基本的な操船技術、および安全・ルール・マナーを習得する。 ※受講者は、東京港・湾・河川 水上オートバイ安全航行推進プロジェクト(TPSP)安全講習会の修了証を発行可能(登録申請料+2000円)。 |
|
レスキュードライバー | レスキュードライバーレベル1(D-1) | 1万4000円(申請料込) | 有り | 1日(約8時間)※Webセミナー除く 実技あり |
場面に応じた各種PWCレスキュー技術および水難救助技術の基本を理解し、体験する。要免許。 |
レスキュードライバーレベル2(D-2) | 1万6000円(申請料込) | 無し | 1日(約8時間) 実技あり |
場面に応じた各種PWCレスキュー技術および水難救助技術を身につけ、実施できるようにする。さらに、その応用的な対応技術も身につける。要免許。 | |
レスキューグラバー | レスキューグラバーレベル1(G-1) | 1万0000円(申請料込) | 有り | 1日(約8時間)※Webセミナー除く 実技あり |
レスキュースレッドの特性を理解し、スレッドの有無両方のレスキュー技術および水難救助技術の基本を理解し、体験する。 |
レスキューグラバーレベル2(G-2) | 1万0000円(申請料込) | 無し | 1日(約8時間) 実技あり |
場面に応じた各種スレッドレスキュー技術および水難救助技術を身につけ、実施できるようにする。さらに、その応用的な対応技術も身につける。 |
※消防、警察、自衛隊などで公務救難活動に従事している者、シーバード隊員(入隊予定者含む)は、無料で受講可能(要申請料)。詳細はWRMAに問い合わせを。
ドライバー:水上バイクを操船し、レスキューをおこなう者
グラバー:水上バイク後方に設置されたライフスレッドに乗り、溺者をピックアップ、確保する者
Webセミナー
WRMAでは2020年6月より、PWCレスキュー法のWebセミナーを開催している。
このWebセミナーは、WRMAの認定資格『レスキュードライバー・レベル1』と『レスキューグラバー・レベル1』講習会の受講者を対象に開催されているもの。
座学をリモートで済ませておくことで、講習会参加に要する拘束日数の短縮と、水上での実技講習では十分な訓練時間を設けることができる。
Webセミナーは2部構成となり、テキスト資料はWRMAホームページからダウンロードして入手。実技講習の実施日までに、2部すべてのリモート受講が必要となる。なお、Webセミナーのみの受講は不可。WRMA会員であれば、受講可能となっている。
参加方法(使用アプリ) | ZOOM(スマホ・タブレット・PCなど) |
内容(2部構成) |
|
申し込み方法 | WRMAホームページの申込みフォームから |