【全員掲載】世代交代で新章突入|OUT A TIME SPORTS #8 ヴィンテージ水上バイクタイムアタック

ベテランから若手にバトンタッチ

全国でも希有なヴィンテージマシン限定のタイムアタックレース『OUT A TIME SPORTS #8』が神奈川県平塚市のジェットフィールド湘南を舞台に開催されました。

550や650 X-2、TZといった往年の名艇を長年愛するオールドファンはもちろん、ヴィンテージを「新たなカルチャー」として楽しむ若者が数多く参加しているのも特徴ですが、今回からは大会運営も発起人のベテランから6名の若手にバトンタッチ。

SNSをフル活用した告知やクラス編成、イベントレースなど、ベテランに助けられながらも随所にヤングライダーのエッセンスが取り入れられ、新たな一歩を踏み出した印象でした。

いつも日没ギリギリまで走っていたのが日の高い時間に閉幕できたのも、若者たちのスムーズな運営の成果? 

今後は内容もさらに充実したものになるでしょうし、ますますヴィンテージファンが楽しめるイベントになっていきそうです。

午前中は無風で時折晴れ間も顔を覗かせる穏やかな天候に。雪化粧を纏いはじめた富士山に見守られながらイベントスタート
発起人の村尾高明、芳賀毅、加藤豪(上段左から)よりバトンを受け取った、陣川萌子、大中原凪、大畑梨菜、鈴木壮馬、横山亜土夢(下段左から)と、当日は不在だった長松アレックス一博の6名
Uターンが連続する変則的なスラロームコースで、最後の360度ターンが好タイムのカギに
水上バイクレースではお馴染みの小久保晴代さんがMCで会場を盛り上げました
前回は6クラスでの開催でしたが、今回から2クラス増えて計8クラスにパワーアップ。全クラスのリザルトと参加全選手の写真は記事の最後に

ルクシィやジェットパイロット、ファクトリーゼロがブースを出展

原点回帰のヴィンテージショー

日本でのヴィンテージカルチャーの火付け役である村尾高明さんは、会場内で自身が手がけたヴィンテージマシンやウェアを展示。

OUT A TIME SPORTSを開催する前まではこうしたショーでヴィンテージ文化の礎を築いてきたこともあり、レースイベントが成熟し手離れしたことを受けて原点回帰となりました。

恒例のイベントレースはリレーバトル

OUT A TIME SPORTSではメインクラスの他にイベントレースが毎回おこなわれており、今回は選抜メンバーによるリレーバトルが開催。

赤組と青組にわかれて各7名の合計タイムで勝敗を決します。

選抜メンバーはランチ券のシールで告知。写真は赤組に選ばれた七海勇一選手(左)と石田仁彦選手(右)
スタートはル・マン式。腰の白鳥がバトンです

バトントス(白鳥の着せ替え)をスムーズにおこなった青組が合計タイム9分7秒36で勝利!
赤組のタイムは10分46秒05でした

大盛り上がりのレンタルクラス

レンタルクラスはジェットフィールド湘南のレンタル艇である800SX-Rを使用

今大会でもっとも盛り上がったといっても過言ではないのが、新設されたレンタルクラス。

当初は9名がエントリーしていましたが、村尾さんの大号令で参加者が20名に倍増。

大会最高額の賞金も1位総取りに変更され、白熱したバトルが繰り広げられました。

ライダーズミーティングで続々とエントリーを表明する(させられる?)参加者たち
気になる勝敗の行方は……!記事の最後にあるクラス別のページへGO
レンタルクラスだけではなく、各クラスの1位にはオートスワップ湘南マリーナから賞金が贈られました
大阪から参加した大嶋・今林・若林さんと(写真左)、ビギナーの猪狩・藤井・幸保さん(写真右)には特別賞が贈られました
各クラスの入賞者への副賞やじゃんけん大会の豪華景品など協賛各社からの賞品がてんこ盛り。参加者だけでなくギャラリーまで賞品がもらえる大盤振る舞い

OUT A TIME SPORTS #8
全選手のリザルトと写真

参加全選手の写真とリザルトをクラス別ページにて掲載しています。

※画像をクリックすると各クラスのページが開きます。

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