屋内レジャーよりもアウトドア、という昨今の風潮もあってか、寒くなっても水上バイクを楽しむひとが、例年よりも少しばかり多い気がする。
神奈川県平塚市のジェットフィールド湘南では、毎週末のように早朝から出航しているひとがいるようで、そのほとんどが水上バイク(PWC) フィッシングを楽しむひとだという。
とあるアングラーが「冬の方がマリーナも空いてるし、魚もおいしいから」と言っていたが、つまりそういうことなのだろう。
撮影日は天候にも恵まれ、相模湾には多くの水上バイク や遊漁船、プレジャーボートが出航し、釣りを楽しんでいたという。
何を着て、何を持って、何を狙ってる?
気になるみなさんの装備を見てみると、タックル類はターゲットによってまちまちだが、ライフベストは大型のポケット付きモデルが人気の様子。
ミドルサイズのルアーケースを収納していつでもサッと取り出せるため、重宝するようだ。
ちなみに釣り用のライフベストもポケット付きが一般的だが、水上バイク乗船時には使用できないものが多いので、注意してほしい。
ルアーは扱いやすい40~60グラムがメイン
ULTRA 310LXのミラーに設置した自作ステーに魚探を取り付け、モバイルバッテリーから給電するオリジナルの艤装でフィッシングを楽しんでいる剣持さん。
持って行くルアーは「扱いやすいから」という理由で40から60グラムがメインだという。
潮の流れが速いときのために、100グラムも1個だけ持って行くそうだ。
撮影日は11月中旬だったが、ウェットスーツにダイワのジャケットを羽織る軽装スタイル。
この日は見事にイナダをゲットしたが、ヒットした瞬間にロッドが根元から折れてしまい、ラインを手でたぐり寄せたそうで「高い魚になっちゃいました」と苦笑。
釣り仕様の水上バイクを2艇所有
FISH PRO 155と、釣り仕様にカスタマイズしたGTX LIMITED 300を所有する萩原さん。
フィッシュグリップなどのすぐに取り出したいアイテムは、ランヤードでシートに固定している。
落下防止にもなるし、パッと手に取れるので便利なアイデアだ。
上の写真は以前に釣ったというブリ!!
水上バイクフィッシングなら、複数の魚種を狙える
レーサーであり、水上バイクフィッシング歴10数年のベテランアングラーでもある石川さん(上写真右)は、FISH PROブランドアンバサダーのアンドリュー・ヒルが開発したリールカバーを愛用。
この日は西堀さん(上写真左)と一緒にアオリイカ狙いで出航したため、パラシュートアンカーを持参。
カワハギも狙えるように冷凍アサリも持って行ったため、解凍とエサ置き場として三角コーナーも用意。
準備さえしておけば、ポイントがまったく異なる魚種が狙えるのも水上バイクフィッシングの魅力だ。
西堀さんはライフベストのDリングにエギカバーをぶら下げて、エギを持ち運んでいる。
石川さんは狙いのアオリイカは3杯ゲットし、残念ながら釣果ナシとなった西堀さんに1杯おすそわけ。
「前にマダイをもらったから」と、なんだか素敵な関係だ。
ポケット付きライフベストとウェストバッグで収納力アップ
角田さん(上)と石崎さん(下)は、釣り用ウェアをリリースするBLUESTORMのライフベストを着用。
JCIの桜マークも押印されており、水上バイク乗船時も使用可能なモデルだ。
DAIWAのウェストバッグには、予備のリールを収納。
この日の釣果はビッグサイズのアオハタやマゴチ、そしてなんとトラフグも!!
撮影協力|ジェットフィールド湘南