PWCツーリングで欠かせない要素といえば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか。
陸上からは見られない非日常の景色や、道中で腹を満たすグルメ、そして気の置けない仲間たち――。
唐津の海には、そのすべてが揃っていました。
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2021 年春に、西九州エリア初のSea-Doo正規販売店として佐賀県鳥栖市にオープンしたBLOOK MARINE(ブルックマリン)。
彼らのホームゲレンデがここ唐津湾になるのですが、失礼ながら足を運ぶまでは、どのような場所かピンときませんでした。
しかし一度訪れた今なら、水上バイクユーザーを虜にするだけの魅力あると断言できます。
ここでは唐津湾の多すぎる見どころを、かいつまんで紹介していきましょう。
海沿いに悠然とそびえ立つ「唐津城」
唐津湾の南に位置する唐津城は、海城と呼ばれる海沿いに建てられた城。
水上バイクで見に行ける数少ないお城のひとつで、浜崎海岸からも肉眼で確認できる距離にあります。
写真は隣接する西ノ浜海水浴場での一枚。
高島の「宝当神社」で当選祈願
瀬戸内を思わせる多島美も唐津湾の魅力のひとつですが、なかでも高島には多くのひとが海上タクシーを使って来島します。
その理由が、島内にある「宝当神社」。
その名のとおり宝くじの当選にご利益があるといわれていて、神社で祈願して島内の宝くじ売り場へ向かうひとも多いとか。
水上バイクから見る名勝「七ツ釜」
唐津湾周辺は入り組んだ海岸線が多く、冒険心がくすぐられます。
また自然が生み出した造形の数々には圧倒されるばかり。その代表格といえるのが、国の天然記念物にも指定されている七ツ釜です。
その名のとおり7 つの洞窟があり、海が穏やかなときは内部に入ることも可能。
柱状の岩が印象的で、洞窟内はさながら異世界の様相です。
佐賀県随一の海水浴場
南国を思わせる美しいビーチや透明度の高い水域もあり、なかでも佐賀随一の透明度を誇るといわれるのが「相賀の浜海水浴場」。
あいにくの天候ですが、南国を思わせるその片鱗は伝わるでしょうか?
上陸して食事できる場所も多数
今回のランチは波戸岬(はどみさき)海水浴場にビーチングして上陸。
佐賀には呼子のイカや玄界灘のサザエといった名産も数多くありますが、ビーチからあがった食事処ではサザエのつぼ焼きとイカ焼きが楽しめます。
「波戸岬名物」と謳うだけあって、絶品ですよ!
夜はビーチでBBQ
ツーリングから帰港したら、片付けをすませて夜は浜崎海岸のグリーンビーチハウスでBBQ。
朝から夕方まで水上バイクを楽しみ、夜も同じビーチでBBQができるなんて、文字どおり1日中遊び倒せるビーチですね。
おいおい、最高かよ。
自分たちの遊び場を守るために
というように、唐津湾には誰もが羨むような環境が揃っています。
しかしここで自由に遊べるのは、ブルックマリンの面々が日ごろからマナーアップを心がけているから。
水上バイクを降ろす前にはかならずビーチやスロープを清掃して、自分たちの遊び場を守るための活動をしています。
周辺住民や飲食店の理解があるからできること、というのを心の片隅に置きつつ、ブルックマリンを頼ってぜひ一度唐津の海を堪能してみてください。