STX160と15Fはどこが違う? 新旧カワサキSTX徹底比較

外観デザイン&ライディングポジションを比較

デビューから16 年目の2020年に、STX-15F が待望のフルモデルチェンジ。

STX 160シリーズへと生まれ変わったわけだが、このモデルチェンジを端的に言えば、時代の流れによって立ち位置が変化した15Fを、現代にマッチするよう最適化。

従来のレーシーなイメージから、より快適性が高くスタイリッシュなデザインとなり、イマドキのモデルへと変貌を遂げた。

洗練されたデザイン

アッパーデッキの形状変更により、ULTRAシリーズを彷彿とさせるラグジュアリーな外観に。

STX160はフットエリアの幅が広くなり、自由度の高いスタンスが可能に。シートの膝周りが細く絞られているのも特徴。デッキマットのデザインにもこだわりが感じられる。

15Fのフラットなシートに対して、STX160はハイバック付きのラグジャリーシートを採用(LXのみ)。

快適性の高いライディングポジション

フルモデルチェンジによる変化をもっとも感じられるのがライディングポジションの大幅な変更で、従来の15Fとくらべてゆったりとした姿勢で乗れるように改良。

前傾姿勢になりがちな15Fとくらべて、ラクな姿勢で乗れる160LXの方が疲れにくいというメリットもあるだろう。

目線の高さがまったく異なるので、15F ユーザーなら160LX にまたがった瞬間にその違いを感じ取れるはずだ。

ただし15F の方が重心が低い分、後席にひとを乗せた際の安定性は高そう。

160LX のパッセンジャーシートは一段高くなっているので、後席からの視界は従来よりも良さそうだ。

ライダーの腕と膝の曲がり具合を比較してもらえば、どちらがラクな姿勢かは一目瞭然だろう。後席の位置が高くなっているのも見て取れる。
15FとSTX 160のライディングポジションを、ガンネルの位置で合わせて比較。少しわかりづらいかもしれないが、STX 160の方がポジションが高くなっている。

次ページ:ハンドル周りを比較

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