軽快な走り+アクションも楽しめる、新感覚の水上バイク│2021 BRP Sea-Doo SPARK TRIXX

Sea-Doo SPARKに、ノズルの上下可動域を広げた拡張VTSや、極端な後方荷重を可能にするステップ・ウェッジを装備。水上を走るだけでなく、ウィリーアクションも楽しめるのが、SPARK TRIXXだ。

なおSPARKについて詳しくは、こちらの記事を参照してほしい。
軽いは正義！　ゆる～く手軽に楽しめる│2021 BRP Sea-Doo SPARK 

2人乗りと3人乗りが選択可能で、3人乗りは2人乗りをベースにシートを延長し、船体後部に専用エクステンションを取りつけて、リアプラットフォームを拡張。静止時と走行時の安定性を高めている。

2020年モデルの試乗記事は、以下のリンクでチェック!!

2020 BRP Sea-Doo SPARK TRIXX試乗インプレッション│HOT WATER Webマガジン

エンジン

小型・軽量な水冷4ストローク直列3気筒ROTAX 900 ACE-90エンジンは燃費性能にすぐれ、BRPの社内試験によると、1時間あたりの燃料消費量は、わずか9リットル。燃料タンク容量が30リットルと小さくても、他モデル同等の航続距離を実現している。

ハンドルバーwithアジャスタブルライザー

アルミ製のアジャスタブルライザーは、工具不要でハンドル高を上下150mmの範囲で無段階に調節可能。SPARKよりも幅広なバーハンドルを採用している。

拡張VTS

ステアリングノズルの上下角を調整するVTS（Variable Trim System）の可動域を従来の2倍にした、拡張VTSを装備。特に上向き方向は従来の+7までから+17までとなり、スロットルを開けた際にノーズが上がりやすくなっている。

ステップウェッジ

極端な後ろ荷重を可能にする、ステップウェッジ。ハンドルポジションを高くしてステアリングノズルを上向きに設定し、ステップウェッジに足を乗せてスロットルを開けながらハンドルを引いて後ろ荷重にすると、ノーズが持ち上がってウィリーアクションが可能になる。

ゲージ

コンパクトな液晶メーターは、速度やエンジン回転数、シフトポジション、拡張VTS角度などを表示。エンジン始動時は加速の緩やかなツーリングモードになっており、オレンジのモードボタンを押し続け、ブザー音が2回鳴ったあとに再度、モードボタンを押すことで、スロットル操作に俊敏に反応するスポーツモードへと切り替えられる。

iBR

改良が重ねられ、現在は第3世代となった、業界初の水上ブレーキ＆リバースiBRも搭載。両手をハンドルに置いたままでフォワード・ニュートラル・リバースのシフトとスロットル操作ができるため、桟橋への接岸時など、低速で繊細な操船が求められる場面で重宝する。

BRPオーディオポータブル（オプション）

持ち運び可能な完全防水のポータブルオーディオ（税込価格│12万7600円）。充電式のリチウムイオン電池を内蔵しており、50% の音量でなんと24 時間も稼働。フル充電までは2 時間とスピーディ。スピーカーは定格50W の出力で、大迫力の音が楽しめる。取り付けには別売りのマウントキット（税込価格│9955円）が必要。なお音楽を聞く際は、周囲に十分配慮して音量を調整しよう。

LinQアタッチメント（オプション）

2up、3upともに、クーラーボックスや防水バッグなどのLinQアクセサリをワンタッチで接続できる、LinQアタッチメントをオプションで装備可能だ。なお通常のLinQアタッチメントは船体の横方向に装着されるが、SPARKシリーズ2upは、縦方向となる。税込価格│1万2980円（2up用）／8855円（3up用）

スペック

• スリムシート
• シートストラップ
• ハンドルグリップwithパームレスト
• トーフック
• ビルジポンプキット