スマホのように操作できる液晶メーター【ヤマハ新型FXシリーズ徹底解剖:ディスプレイ編】

ヤマハMJ-FXシリーズに採用されるタッチパネル式コネクスト・マルチファンクションディスプレイの起動画面

エンジンとコミュニケートできる
まったく新しいツール

2019年にリリースされた新型MJ-FXシリーズには様々な新機能と装備が採用されているが、特に大注目なのがマリンジェット史上初となる静電容量式タッチパネルを採用したコネクスト・マルチファンクションディスプレイだ。

ヤマハMJ-FXシリーズに採用されるタッチパネル式コネクスト・マルチファンクションディスプレイはグローブ装着時でも操作可能
静電容量式のタッチパネルを採用した4.3インチカラー液晶は、グローブを着用した状態でも操作可能(素材により一部反応しない可能性あり)。

スポーツボートには同様のシステムが2017年から採用されているが、使用環境のまったく異なる水上バイク用ということで、ほぼゼロの状態から新開発。水密性を高め、アイドリング以上では液晶が反応しないなどの安全面もしっかり考慮されている。

速度や燃料残量、エンジン回転数、シフト、トリム、各種機能のオン・オフといったディスプレイの本質である視認性も高く、従来モデルよりもかなり見やすくなった印象。

ヤマハMJ-FXシリーズに採用されるコネクスト・マルチファンクションディスプレは走行中もボタンで一部画面の表示が可能
走行中でもハンドル下のメニュースクロールボタン(写真上)でインフォメーション画面を表示可能。

操作も直感的におこなえるので、スマホを持っているひとなら問題なく扱えるだろう。また表示するだけでなく、このディスプレイで機能をオン・オフしたり、エンジンをロックしたり、燃料消費量をリアルタイムで表示したり、「エンジンとコミュニケートする新しいツール」という開発メンバーのコメントそのものだと実際に触ってみて感じられた。

次ページ:新型ディスプレイの機能を徹底解説

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