溜まりに溜まっていたフラストレーション
開催告知に、参加希望者が殺到
2020年11月15日(日)に開催された、千葉県市川市のエムジーマリーンが主催する『2020-2021 M-1 GrandPrix』の第1戦。
今年3月のジャパンインターナショナルボートショー2020の中止を皮切りに、マリン業界の各種イベントは軒並み中止や延期になっており、エムジーマリーンの人気イベント、デュアルドラッグも4月と10月の大会が中止となり、フラストレーションが溜まっていたひとも多いのだろう。
M-1グランプリ第1戦の開催が告知されると、大勢の参加希望者が殺到した。これを受け、当初は1クラス15エントリーの定員で4クラス60エントリー規模での開催を予定していたが、急遽、定員を拡大することに。
それでも、日没前に大会を終えるためには無制限というわけにもいかず、72エントリーに達した時点で、以降はお断りしなければならなかったという。
M-1グランプリが開催される時期は日も短いため、実施できるヒート数が夏場より少なくなってしまうのはやむを得ないところ。ただし、主催のエムジーマリーンではひとりでも多くのひとに楽しんでもらいたいとの思いから今後、何かしらの改善策を考えたいということなので、期待したい。
なお、2020-2021 M-1グランプリは全4戦が予定されており、第2戦は12月13日(日)に開催予定。エントリー締切は12月7日(月)だが、確実に参加するためには、早めのエントリーを。
大会概要、エントリーシートなどはこちら
実施クラス | エントリー数 |
レンタルクラス | 14名 |
シングルクラス | 19名 |
ランナバウトNAクラス | 10名 |
ランナバウトOPENクラス | 29名 |
感染拡大防止を徹底し、
安心を外にもアピール
ユーザーが待ちに待ったM-1グランプリだが、コロナ禍にあって、すべてが例年どおりとはいかない。ここでは、M-1グランプリで実施されていた、感染防止策について紹介したい。
まずは、走行中と食事中以外のマスク着用の徹底が呼びかけられ、スロープ入り口のゲートで、すべての来場者に検温を実施。体温37.5℃以下で入場が可能となり、確認済みの証として、リストバンドを装着することになっていた。このように、会場の外からも見える形で感染防止策を講じることで、会場周辺の住民の方々にも安心してもらいたいという主催者の思いがみえた。
今大会の初参加は6名
オリジナルクラスも2クラス実施
スタッフも参加者も、全員がマスクを着用してのライダーズミーティングというのも見慣れない光景だが、これが新しい日常なのだろう。
ラウンドごとに、異なるコース設定となるのがM-1グランプリの特徴で、今回のコースは、右水面がキツ目のスラロームセクションとなり、左水面で右360°ターンをおこなうという、クセが強いもの。
しかも今大会はエントリー数が増えた関係で、通常なら午前中に練習走行と計測1本目、午後に2本目と3本目となるところ、練習走行を1本目とし、いきなり計測を実施することに。
練習なしの初走行からタイムを出さなければならない過酷な状況だったが、それでも、意外なほどに1本目でその日の最速タイムをだすひとが多く、前の走りを思い出して改善点を探しながら走るよりも、エイヤッとイチかバチか思い切って走った方が良い結果を得られやすいのかもと思った次第だ。
なおM-1グランプリの特徴でもあるオリジナルクラスは『Vintage Blaster, X-2杯』と『MKレーシング』の2クラスを実施。
このオリジナルクラスは、3名以上集まれば申請可能で、たとえばチーム員限定や使用艇限定など、自由な枠組みで独自クラスを設定できるというもの(申請費5,000円)。表彰プレートは主催者が用意してくれるが、自分たちで独自に賞品を用意しておくことも可能だ。
レギュラー4クラスの枠組みだけでなく、仲間内で自由に楽しめるのも、M-1グランプリの魅力だろう。
速いヤツが良いモノがもらえるとは限らない
完全クジ引き制の賞品と、全員参加のジャンケン大会
参加選手、全員掲載!!
レンタル、シングル、ランナバウトNA、ランナバウトOPENの4クラスが実施された、今大会。クラス名もしくは写真をクリックすると、参加者全員掲載の各クラスページへとジャンプします。走行写真はダウンロード可能です。ご自身の写真に限り、SNSで自由にお使いください。