【HOW TO水上バイクフィッシング③】水上バイクでの、基本的な釣り方

【HOW TO水上バイクフィッシング①】水上バイクで釣りをするときに必要な道具とは?
【HOW TO水上バイクフィッシング②】水上バイクの釣り用カスタム(艤装)

魚がいる場所で釣りをするのが大前提。
では、どうやって魚を探す?

水上バイクで走っているときに、何もない水面に多くの釣り船が集まっているのを見たことがあるだろう。そういう場所は、海底地形に変化があったり、魚が回遊してくるポイントであることが多く、すなわち釣果が期待できるということだ。

このような、目に見えない海底地形の変化や魚の反応を可視化してくれるのが、魚群探知機や海釣りマップアプリだ。まずはマップアプリで根・魚礁などのポイントへ正確に入り、そこで魚探の反応を確認すれば、どの深さに魚がいるのかまでわかるので、釣果を得られるチャンスが大きくなる。やみくもに釣るのではなく、魚のいる場所・深さを把握したうえで釣りをすることが鉄則だ。

魚群探知機を使う

海底地形の変化や魚の反応を可視化してくれるのが、魚群探知機(魚探)。BRPシードゥFISH PROでは標準装備だが、多くの水上バイク・アングラーが、さまざまな工夫を凝らして取り付けている。また最近では、スマホなどに情報を表示してくれる携帯型魚探もある。

水上バイクのバックミラーに、魚群探知機を装着
ファクトリーゼロのPWCフィッシングラックに魚群探知機を装着
水上バイクのグローブボックスに、魚群探知機を埋め込み
キャスト可能な携帯型の魚群探知機、DEEPER。水中の様子は、スマホに表示される

スマホアプリで根・魚礁を探す

「根」「魚礁」とは、海底に起伏や構造物などがあり、魚が集まる場所。この根・魚礁を表示してくれるのが、海釣り専用マップアプリ海釣図V。アプリで正確な根・魚礁の位置を確認し、魚群探知機で魚の反応を探れば、効率よく釣りができる。

水上の変化を見る

魚の有無が、水上の変化でわかる場合もある。それが「ナブラ」や「鳥山」だ。上写真がナブラがおこっている状態で、小魚の群れが捕食魚に追われ、水面近くを逃げ惑っている状態。水面のすぐ下に、捕食魚がいる証拠となる。した写真が鳥山で、水面近くを逃げ惑う小魚を狙って、鳥が群がっている状態。遠くからでも目視できるため、機動力にすぐれる水上バイクに乗っているなら、絶好の釣りチャンスとなる。

釣りをするポジションは? エンジンはかけておく?

水上バイクで釣りをするときは、エンジンを停止するのか? という疑問もあるが、これはケースバイケース。風や潮に流されながら底を狙う釣りなら、エンジンを停止して釣りをするひとが多いが、エンジンをかけたままでも問題はない。ストラクチャー(構造物)周辺で釣りをするときはエンジンをかけておき、水上バイクの位置を微調整しながら釣りをするのが安全だろう。

流されやすい水上バイクで、海底のポイントをしっかり探れる「ドテラ流し」

風や潮に流されやすい水上バイク。せっかくアプリや魚探で魚のいるポイントを見つけても、その場所に留まり続けるのは至難の業だ。そのため、ポイントに着いての一投目は、水上バイクや仕掛けが流される方向・速さを確認することに集中しよう。そして流される方向・速さがわかったら、その上流へと移動。流されながらポイントを探り、通過したら上流へ戻るを繰り返す。これが「ドテラ流し」という水上バイクで底を狙う際の釣り方だ。

ランヤードはどうする?

BRPシードゥはランヤード先端は、ライフジャケットのDリングに接続できるようにクリップ式となっているが、ヤマハマリンジェットとカワサキジェットスキーのランヤードは、手首に通せるように輪になっている。水上バイクで釣りをするときに手首にランヤードを装着すると、キャストや魚とのファイトなどで、思いがけずランヤードを引っ張ってしまい、エンジンが止まってしまうこともある。ヤマハ、カワサキのランヤードも、ライフジャケットのベルトなどに装着すると良いだろう。

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