2019年9月1日（日）【レース2日目】
有終の美を飾って、フィリピンでのシリーズ戦が終了
今日も昨日と同じスケジュールなので、朝はゆっくり会場入り。ホテルから歩いて5分ですからね。楽勝です。
今日は忖度抜きで全開にできる日なので、楽しみです。ただし間違いがあるといけないので念のため、もう一度BJに確認しておきます。すると、やっぱり1位になっていいというので、気合が入ります。
そしてお待ちかねの、アマチュア・ランナバウトのMOTO 3がスタート。スタートと同時に、本気の全開です。
合流で確認するとBJが2位だったので、全開走行を続行。2周目に自分が左海面を走っているとき、2位以下のライダーたちは、まだ右海面。すでに長～いバックストレート1本分以上の差がついてしまいました。
ギャラリーもびっくりしたようですが、自分もあとでビデオを見てびっくり。2周目でこんなに差が開く？ というぐらいで、すでに半周差です。
3周目に入るとさすがにやり過ぎ感がでてきたので、ペースを落とすことに。どんどん落として、まだまだ落として、2位のBJが追いついてきたところで、一緒にゴール。BJはシリーズチャンピオンとなり、自分もシリーズ3位になるという最後のミッションをクリアできました。
そのあとのマスター・ランナバウトはあまりにも申し訳ないというか、つまらないというか……。そんな感じだったので、最後尾からスタートしてみることに。
1周目はそのまま最後尾を走って、2周目に5位、3周目に2位と追いあげていきます。次の周で1位だというホームストレートの直前で、テザーコードが抜けてしまい、2位でゴール。まあ、そんなこともありますね（笑）。
ランチタイムを挟んで、午後は耐久レースのミーティングからスタートです。ずーっと遥か向こうの島まで行くようなコースにしてほしかったのですが、マーシャルが足りないのと、初心者にも楽しんでほしいというBJの思いもあって、オーバルコースになりました。クラスもノービス、アマチュア、過給の有無と細かくわけられることに。
自分はいつものマシンで、豊田さんは秋本さんから借りたターボ艇。秋本さんと東野さんは、NETWORXのレンタル艇で出ることに。フィリピンのレースで、日本人が4人同時に走るなんて、前代未聞です（笑）。
スタートは、走ってマシンに飛び乗るル・マン式で、参加台数は全クラス合わせて30艇近く。なかなか面白いレースになりそうです。
スタートの合図と同時に走ってマシンに飛び乗り、エンジンを掛けて飛び出たときが4番手ぐらい。けっこうな距離がある1ブイまでに1位になり、そこから全開で25分走り続けました。
誰を何回抜いたかはわかりませんが、誰にも抜かれてないのでトップであることは間違いありません。でも1台だけ、抜いた覚えがなくピタリと後ろについてくるマシンがいます。自分が少しペースを落とすと追いつかれ、ペースをあげると離れるので、向こうがそれ以上速く走れないのはわかりますが、それでも、フィリピンにこのペースで走れるライダーがいることにびっくり。
そんな彼と3周ぐらいの追いつかれたり離したりを繰り返していたら残り1周の白旗が出たので、最後は少しペースをあげ、2位と半周差でゴール。後ろにいたのが誰なのか気になったので、ゴール後に確認しにいくと、タイのポンポンでした。そりゃあ速いわけだ（笑）。
納得しながら水上で握手をしたあと、チェッカーフラッグを掲げてウィニングラン。これで、2019年のフィリピンでのレースはすべて終了となりました。
この日の夜は、ウェルカムパーティと同じジェリーズグリルの2階を貸し切って表彰式です。今回のレースと年間表彰なので、なかなかの長時間になります。自分の結果は、今回のレースがアマチュア・ランナバウト2位、マスター・ランナバウト1位 耐久レース1位でした。
耐久レースに参加した豊田さんは3位に入っていましたが、秋本さんと東野さんは、なぜか順位がありません。理由を聞きに行くと、レンタル艇でゼッケンが貼っていなかったから、周回をカウントされていなかったと。ふたりとも、波のなか頑張って走ったのに。もう笑うしかない（笑）。
でも本人たちはとても楽しめたそうなので、それはそれで良しとしましょう。そしてシリーズランキングは、アマチュア・ランナバウトが3位、マスター・ランナバウトが1位、耐久レースが1位になりました。今年は4戦中3戦しか出られず、もっともきれいなジェネラルサントスのレースに行けなかったので、2020年は4戦すべてに出て、BJとワンツーを決めたいと思います。
今回も応援いただきました読者のみなさま、スポンサー様、ありがとうございました。次戦はいよいよ米国アリゾナ州レイクハバスでのワールドファイナルです。また頑張ってきますので、応援よろしくお願いします!!
＃1 POUND ONE
#86 JUN IKOMA