2020年11月21日(土)、千葉県市川市のエムジーマリーン第2レクチャールームにて、一般社団法人 江戸川水上スポーツ協会(略称EWSA)の『令和2年度 第3回 5部会合同会議』が開催された。
2009年9月に江戸川で発生した大学の水上スキー部艇同士の衝突事故を教訓に、江戸川水域での水上スポーツの振興や安全対策、水域利用者の相互理解と情報共有、さらに地域社会への貢献を目的に、2010年4月に設立された江戸川水上スポーツ協会(2020年7月1日に、一般社団法人として登記)。
今回の会議は免許部会、水上スキー部会、ウェイクボード部会、水上スポーツ部会、マリーナ部会の5部会が集まり、2021年度のスケジュール調整や各部会からの近況報告がおこなわれた。
三密回避のためドアと窓を開放した会議の席で報告されたのが、江戸川水面の利用者の増加だ。
コロナ禍でアウトドアレジャーが注目されるようになり、船舶免許取得者希望者が増えており、教習艇の出動機会も増加。また、各大学の水上スキー部は例年なら海外やその他の水域で合宿をおこなっていたが、今年は江戸川で集中的に練習。マリーナ利用者も増加傾向にあり、ひとつの要因ではなく、総合的に水面の混雑度が増しているとの見解で一致。
波が必要なウェイクボードと、波が不要な水上スキー。両者の棲み分けも含め、混雑解消のため、既存ルールの見直しが必要となっている。
このように、実際に水面を利用している団体が定期的に意見交換し、実情に応じた安全対策や地域貢献をおこなっている江戸川水上スポーツ協会の活動は、他県から視察が訪れるほど注目されている。
なお、情報交換や交流のため会議終了後におこなわれていた懇親会は、中止となった。
江戸川水上スポーツ協会事務局(エムジーマリーン内)
047-370-1501(スマホからはタップで発信可能)