【試乗レポート】325馬力でも乗りやすい!さらなる高速旋回も可能に|2024 BRP Sea-Doo RXP-X 325

加速の向上でさらなる高速旋回を実現

2024年モデルのRXP-Xは、水上バイク史上最高の325馬力を実現。

従来モデルから25馬力の出力向上となり、それで何が変わったのか気になるところですが、もっとも違いを体感できるのは加速性能でしょう。

エンジンの詳細はこちら↓

【2024 Sea-Doo】史上最高の325馬力を実現!|2024 BRP Sea-Doo(シードゥ)RXT-X 325 & RXP-X 325

試乗ライダーを務めてくれた55 HEAVENの加藤豪さんも「低速から全域にわたって今まで以上の力強いトルクを感じました。コーナーからの脱出も速いですし、ゼロ発進からの加速も強烈です」とコメント。

スロットルを握った瞬間に進化を体感できるはずです。

レーサーでありジェットスキー正規販売店『55 HEAVEN』の店長でもある加藤豪さん。無数の水上バイクに試乗していることから、あらゆるモデルを横並びで比較できる

また加速性能の向上にともない、持ち前の旋回性能にも磨きがかかった印象。

さらなる高速旋回が可能となっています。

 

油圧式ステアリングダンパーの効果は?

新採用の油圧式ステアリングダンパーは、前評判どおり走行時のハンドルのふらつきを抑えてより確実な操船が可能に。

325馬力のハイパワーでもしっかり操れる印象でした。

陸上で試した際はハンドルがかなり重く感じられましたが、いざ走り出すとその重さはほとんど気になりません。

ダンパーの効き具合は3段階から調整可能ですが、「タイトなコーナーではより速くハンドルを切るために軽く、緩やかなカーブでは一番重くするのがオススメ」と加藤さん。

一番重い設定で長時間乗ると腕の負担も大きくなるので、ツーリングの際は一番軽い設定が良さそう。

好みや状況に応じて使い分けてみましょう。

ダンパーの強弱はステアリングコラムの根元にあるスイッチで切り替え可能

想像以上の乗りやすさにも注目

レースマシンとしての印象や強烈な旋回性能がゆえに「乗りこなすのが難しそう」と思われることも多いRXP-Xですが、意外と乗りやすい一面もあります。

T3-Rハルはハンドルを切るだけで思い描いたとおりのラインをトレースできますし、エルゴロックRレーシングシートは膝と腰周りを強力にホールド。

包まれているような安心感があります。

アジャスタブルサドルと膝を覆うような形状のエルゴロックRレーシングシートが、他では感じたことのない一体感を実現。

325馬力への高出力化によるデメリット(不安定な挙動など)は感じられなかったので、スキルがなくてもマシン任せである程度は速く走れるでしょう。

自分が上手くなったと錯覚するモデルです。

装備や機能の詳細はこちら↓

【2024ニューモデル】ステアリングダンパーに期待大!! 話題の325馬力モデルを最速レビュー|BRP Sea-Doo RXP-X 325 RS

2024 BRP Sea-Doo
RXP-X 325

324万0600円(税込)|アイスメタル/マンタグリーン
327万3600円(税込)|フェアリーレッド(Plemium Color)

アイスメタル/マンタグリーン
フェアリーレッド
●全長×全幅×全高:3318×1250×1110mm ●乾燥重量:362kg ●燃料タンク容量:70L ●エンジン:水冷4ストローク3気筒 ●排気量:1630cc ●吸気方式:高性能スーパーチャージャー+インタークーラー ●最大出力:325hp ●燃料:無鉛プレミアムガソリン ●シフト:iBR ●定員:2名(別売りタンデムシート装着時)

BRPジャパン
https://sea-doo.brp.com/jp/ja/

55 HEAVEN
https://www.facebook.com/JetShop55heavengogohevun

ジェットフィールド湘南
https://jetfieldshonan.jp/

水上バイクやボート、各種マリンスポーツの新鮮情報をお届けする、ホットウォーター公式LINE。雑誌企画『みんなのPWCライフ』への写真投稿もできます。
LINE友だち追加はこちら
いいね! お願いします