生駒 淳の海外レース参戦記#05│JET SKI PRO TOUR 2019 ROUND 4

2019年6月29日(土)【レース1日目】
タイのレースもレベルアップ。Tシャツ配布に、オッサンたちが襲来

タイの水上バイクレースを走る生駒淳

自分のレースは午前の最後なので、朝はゆっくり9時にホテルを出発。渋滞も無くスムーズで、10時前にはレース会場に到着しました。

マシンの調子を確かめると、問題は無し。出番までゆっくり過ごして、12時ちょっと前にMOTO 1のスタートです。

スタートグリッドは、インの真ん中。スタート直後にイン側からポンポン、アウト側からオラファンに挟まれ、インの3番手で合流は5位。2周目に1台抜いて4位にあがりましたが、それ以降はまったく抜けず、あっという間にファイナルラップです。毎周回、選択コースで仕掛けていたのですが……。このまま4番手でゴールかと思いましたが、ホームストレートで前を走るマシンをギリギリで抜いて、なんとか3位に滑り込みました。前戦よりも、周りのマシンが速くなっていてビックリ!! 残りの3レースも、相当な苦戦が予想されます。

不安が残るカタチでMOTO 1が終わり、ランチタイムに。実は今回、タイヤマハに許可をもらい「昼休みに、ヤマハテントで生駒Tシャツを配るからみんな来てねー」とFacebookで事前に告知していました。前回のウドーンターニーで「IKOMAさん、頑張って!!」と書いた看板を持って応援してくれた子どもがたくさんいたので、そういう子どもたちにあげようと、200枚ほど作ったものです。子どもたちに応援されるのは、素直に嬉しいですからね。

タイで配った生駒Tシャツ

そんなわけで昼休みにテントで待っていると、続々とオッサンたちが集まってきます。子どもたちじゃなく、オッサンたちです(笑)。場所がらなのか、今回は子どもが少なく、オッサンばかり。しかも遠慮がないので、みるみる減っていきます。このままだと翌日の分が無くなってしまうので「また明日ねー」と、強制的に終了しました。

そんなこんなで、午後のMOTO 2です。スタートグリッドは、インコースの2番目。スタートして1ブイまでは、インコース1番目のオラファンとサイド・バイ・サイド。2ブイまでのタイトなコーナーでオラファンが一瞬スロットルを戻したので、そのスキを逃さずに外から被せ、インのホールショットを獲りました。合流も1位かと思いきや、アウトから来たポンポンに先を行かれて2位に。

ポンポンのマシンが速すぎるなと思ってうしろから見ていると、オイルが燃えているような煙が排気口からでていました。これは放っておいても最後まではもたないだろう、と思っていたら先に自分のマシンがストップ……。その直後にオラファンやポンポン、他のマシンも壊れていき、完走できたのは3艇という寂しいレースに。淡水で水面が固いため、マシンにも負担がかかっていたのでしょうね。残念ながら、MOTO 2はリタイアという結果になってしまいました。

マシントラブルでリタイア

この日の晩ご飯は、ホテル近くの巨大ナイトマーケットへ。駐車場に入るのに1時間以上かかりそうなほど渋滞していたので、逆車線に車を停め、歩いて向かうことに。

このナイトマーケットは東京ドームぐらいの敷地に、飲食店や車の部品、雑貨、衣類といった様々なお店がズラリと並んでいます。ここ以外にマーケットは無いのかなと思うほどの人混みで、大盛況。近隣の住民だけじゃなく、遠方からも多くのひとが来ているようです。

ものすごい人混みだったので奥まで見に行く気にはならず、敷地に入ってすぐの、10軒ぐらい屋台が並んでいるところで食べることに。本当はカオマンガイを食べるつもりだったのですが、どこもかしこも品切れ。他のものを食べようとメニューを見ても、何が書いてあるのかまったく読めません。自分のカンを信じて適当に料理を頼みましたが、何を食べても美味しかったので、ラッキーでした。ただし、どれもこれも辛い!! ビールがすすみます(笑)。まだ2日目のレースが残っているので、ほどほどで切り上げてホテルに戻りました。

次ページ:【レース2日目】最終レースは、かつてない盛りあがり

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