生駒 淳の海外レース参戦記#06│JET SKI WORLD SERIES 2019 ROUND 1

2019年7月6日(土)【レース3日目】
痛みは増すばかり……。思うように走れず、ガマンのレース

生駒淳のマシンを運ぶメカニック

この日は夕方の最後の方にプロ・ランナバウトGPがあるだけなので、ホテルを出るのは午後でもOK。みんなは朝からレース会場に向かいましたが、自分はひとりでホテルに残っていました。昨夜はあちこち痛くてなかなか寝られず、寝返りもできなくて、朝、シャワーを浴びようとしても歩けないほど。這ってシャワールームにたどり着いたものの、肘が曲がらないので髪も洗えないし、顔も洗えない。そもそも、立っていられないというありさまでした。

午後に迎えのクルマが来てくれたので、なんとかレース会場まで行き、痛み止めを飲んでマシンに乗り込みます。痛みは引くどころか、前日よりも確実に強くなってる……。

昨日が5位だったので、スターティンググリッドは、アウトコースのインから3番目です。

スタートと同時に左右から抜かれていき、目の前は真っ白。自分よりイン側の2台はぶっちぎりに速いので、自分が1番イン側だったかと錯覚するほどです。そのおかげで何も気にせずインに寄っていけたので、8位ぐらいでホームストレートを通過しました。

その後、体の不調で思うように走れず、2台に抜かれて10位ぐらいに後退したのですが、後半が勝負と諦めずに走り続け、なんとか2台抜き返し、8位でゴールしました。自分の体が痛すぎてどうにもならず、かなり辛いレースとなってしまいました。

次ページ:【レース4日目】気づけば、表彰台まであと一歩

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