装備がさらに充実 2020 BRPシードゥGTI SE 130

2020 BRPシードゥGTI SE 130タンデム走行

上位モデルのストロングポイントを継承

ハルの全長が約50mm 短く、全幅が約19mm 広くなったことで、静止安定性が向上しているのも見逃せない。これはST3 ハルと同じベクトルの変更点で、ハイエンドモデルのノウハウがしっかり活かされているのだろう。ST3 ハルよりはひと回り小さいため、あの水面に吸い付くような安定性とまではいかないが、従来モデルよりも確実にフラつきは少ないと感じられた。

2020 BRPシードゥGTI SE 130のリボーディングステップ
水からのリエントリーを容易にするリボーディングステップを装備。
2020 BRPシードゥGTI SE 130のメーター
メーターは新たに4.5インチのオールデジタル液晶ディスプレイを採用。

GTI の位置づけ的にもエントリーやファミリーのユーザーに人気のモデルとなりそうだが、操船に不慣れなビギナーや、免許を持っていないひとをうしろに乗せるときも、この安定性は大いに役立つだろう。

2020 BRPシードゥGTI SE 130のデッキでくつろぐ
広々としたリアプラットフォーム。リアシートを外せばさらに広大なスペースに。

そしてハイエンドモデルで人気の装備も新たに追加され、快適性も向上。バッグや燃料携行タンクを簡単に持ち運べるLinQ システムや、広々としたスイムプラットフォームはあらゆるマリンプレイで役に立つし、防水のスマホボックスも非常に便利。

2020 BRPシードゥGTI SE 130の防水スマホボックス
グローブボックスには防水スマホボックスを配置。手前には深さのあるストレージも用意。
2020 BRPシードゥGTI SE 130のVTS表示
VTSやスピードレギュレーター、スロウモードといった電子制御機能を新たに採用。

ライダーとマシンの一体感を高めるエルゴロックシートも採用されているし、さらにスロウモードやスピードレギュレーターといった速度を維持する機能も新たに追加。ハイエンドモデルが持つ「シードゥ だけの」装備や機能が、ミドルクラスのGTI SE130 にも数多く採用されている。GTR 230 と同じくお手頃な価格なので、どちらもオトク感の高いモデルといえるだろう。

次ページ:GTI SE 130 主なスペックと価格

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